DEMI's Voice知恵は現場にあり。

人の髪って一日に80本から120本が抜けるといわれています。本当でしょうか。

ちょっと多すぎる気がします。誰かそれを数えたことがありますか。

研究室で実験してみました。参加してくれた人達には、自宅で髪を洗わず研究室で洗っていただきました。目の細かいネットをはって、シャンプー時に抜け落ちる髪を集め続けました。それを繰り返し8ヶ月。

ネットに残った毛を10本ずつ丁寧に粘着シートに貼り付けていくという気の遠くなる仕事を続けて解りました。やはり一日に100本ぐらいの髪が抜けているのです。中には250本の人もいました。

人には10万本の髪が生えているといいます。一日100本ですから10日で全体の1%、100日間では全体の10%にあたる1万本が抜け落ちているのです。

怖い話です。でも、このデータは抜け毛を減らすことが出来れば育毛が効果的にできるということを教えてくれました。

また、抜け落ちた髪の毛根が目で解るほどやせ細っているなど違いがあることも。

研究現場での実験の積み重ねで、抜け毛の様子が確認でき、さらにスキャルプケアの出発点を見つけました。それは、毛穴にたまっている油です。

髪を健康に成長させるには、余計な油分が大敵だったのです。

今では常識となっていますね。

美容室の現場では更に一歩すすんだ対策が生まれました。

毛穴の油分を取りのぞくには、プロの美容師さんによるスキャルプマッサージが効果的だったのです。マッサージで油がとれやすくなると同時に、その気持ちよさがお客様の満足感を高めました。美容室という現場と研究室の実験現場が知恵を出し合って、スキャルプケアは美容室の重要なメニューとして定着しています。

デミ コスメティクスはこれからも現場を大切にしていきます。