猫っ毛とは?特徴やおすすめのヘアケア方法、ヘアスタイルを紹介

猫っ毛とは?特徴やおすすめのヘアケア方法、ヘアスタイルを紹介の写真

「猫っ毛で髪がぺたんこになってしまう」「スタイリングが決まらない」と悩んでいませんか?実は猫っ毛には特徴があり、正しいケアやスタイリングで扱いやすい髪へと導くことができます。

今回は猫っ毛の特徴やくせ毛との違い、ヘアケア方法やおすすめのヘアスタイルを紹介します。

猫っ毛とは?主な特徴

猫っ毛の画像

猫っ毛とは、細くてやわらかく、ふんわりとした質感の髪のことを指します。

多くの場合、髪質は遺伝によって決まりますが、ホルモンバランスの変化や加齢、髪のダメージなどが原因で、猫っ毛のような状態になることもあります。

ここでは、猫っ毛の特徴について詳しく見ていきましょう。

手触りが細くやわらかい

猫っ毛の大きな特徴は、1本1本がとても細く、手触りがやわらかいことです。

髪は、「メデュラ(芯)」「コルテックス(太さや弾力を決める部分)」「キューティクル(外側を保護する部分)」の3層で成り立っています。

この中で、コルテックスが髪の太さや弾力性に関係しており、猫っ毛の場合は、特にやわらかさや軽やかさが感じられるのが特徴です。

猫っ毛は髪が細くてやわらかいため、無造作ヘアやゆるふわウェーブなど、ふんわりとした空気感のあるヘアスタイルを楽しみやすいのが魅力です。

さらに、髪の軽やかさを活かして後れ毛をふわっと出すことで、ナチュラルでこなれた印象のスタイルをつくりやすいのも大きなメリットです。

ボリュームを出しにくい

猫っ毛は、髪の細さや毛量の少なさから、全体的にボリュームを出しにくいのが特徴です。特に根元が立ち上がりにくく、頭皮に沿ってぺたんと寝てしまうことがあります。

分け目が目立ちやすく、髪型によっては頭皮が透けて見えるため、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうこともあります。ロングヘアの場合、髪の重みでさらにボリュームが出にくくなることもあるでしょう。

ただし、やわらかさを活かしたスタイリングやアレンジで、ふんわりとした印象を演出することは十分可能です。

湿気の影響を受けやすい

猫っ毛は湿気を吸ったときにボリュームダウンしやすい特徴があります。雨の日や梅雨時期などに髪がうねったり、髪がぺったんこになることがあります。

こうした時期は、ヘアスプレーなどを使ってキープ力をアップさせる、髪をまとめて湿気の影響を抑えるなど工夫すると良いでしょう。

ヘアスタイルを維持しにくい

髪がやわらかいため、スタイリングでつくったボリュームや形状が、湿気や風など外的要因で崩れやすいのも猫っ毛の特徴です。

パーマをかけても、髪のやわらかさからウェーブがだれやすく、長持ちしにくい傾向があります。

髪の毛同士が絡まりやすい

髪が細いため、猫っ毛は絡まりやすい性質があります。特にロングヘアの場合、風や枕の摩擦で髪が絡まりやすくなるので注意が必要です。

絡まりを防ぐためには、髪をまとめる、シルク素材の枕カバーに替える、ナイトキャップを活用するなどの対策が有効です。

猫っ毛とくせ毛は別物

猫っ毛とくせ毛は、一見似ているように思われますが、それぞれ異なる髪質の特徴をもっています。

猫っ毛は、髪の1本1本が細く、やわらかい手触りで、髪の「太さ」や「やわらかさ」といった質感に関する特徴です。一方、くせ毛は、髪がうねったり波打ったりする「形状」に関する特性です。

そのため、「猫っ毛でくせ毛」という髪質の方は珍しくありませんが、「猫っ毛で剛毛」という組み合わせは見られません。また、猫っ毛だからといって必ずくせ毛になるわけではなく、猫っ毛で直毛という方もいます。

くせ毛の原因や改善方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

猫っ毛におすすめのヘアケア方法

ロングヘアの画像

猫っ毛の方が実践しやすいヘアケア方法を紹介します。

穏やかな洗浄力のシャンプーを使う

猫っ毛の方には、頭皮への負担が少なく、ほどよく肌のうるおいを残しつつ、汚れを落とすアミノ酸系シャンプーが特におすすめです。

シリコーンが含まれているシャンプーは、髪のボリュームダウンを引き起こすことがあるため、ノンシリコーンタイプを選ぶと良いでしょう。

また、髪が乾燥すると枝毛やパサつきの原因になるため、保湿成分が配合されているものを選ぶのもポイントです。

【おすすめ製品】

フローディア スプリングリフト(シャンプー&トリートメント)

フローディア スプリングの画像

ボリュームのでにくい髪を、ふんわりと弾力のある艶髪へ

ぺたんとなりやすい髪に弾力とツヤを与え、ふんわりした仕上がりに導きます。

スカルプケアをする

頭皮に多くの皮脂や汚れがたまると、根元の立ち上がりが悪くなり、ボリュームが出にくくなります。

ヘッドスパや頭皮マッサージなどで毛穴のケアを行い、健やかな頭皮環境を目指しましょう。頭皮全体をマッサージすることで血行が促進され、髪の成長をサポートできます。

軽い使用感のアイテムで保湿をする

乾燥から髪を守るために、洗い流さないトリートメントで保湿を心がけましょう。

【おすすめ製品】

フローディア ストレッチパフ(アウトバストリートメント)

フローディアストレッチパフの写真

ボリュームのでにくい髪を、根元からふんわりと立ち上げ、 しなやかで扱いやすい艶髪へ

根元からふんわりと立ち上がるように整え、やわらかくツヤのある扱いやすい髪に導きます。

髪がパサつくときは、中間から毛先を中心にミルクタイプのヘアクリームや軽めのオイルを薄く塗るとまとまりやすくなります。根元に付けてしまうと重さが出やすいので注意しましょう。

猫っ毛におすすめのヘアスタイル

「スタイリングが決まらない」「ふんわり感が出せない」とお悩みの猫っ毛さん向けに、おすすめのヘアスタイルを紹介します。

無造作バング

無造作バングの画像

猫っ毛のやわらかさを活かして、ラフでこなれ感のある前髪をつくってみてはいかがでしょうか。

スタイリングのポイント

根元をふんわりと立ち上げるようにドライヤーをあててから、毛先を軽くくしゃっと揉み込むと無造作感が出しやすいです。

最後に、ヘアスプレーで形をキープ、もしくはバームやワックスを少量つけて束感を出すのもおすすめです。

ゆるニュアンス

ゆるニュアンスの画像

髪の毛の中間から毛先にかけてカールをプラスした、やわらかなニュアンススタイルは猫っ毛さんと相性抜群です。ふわっとした動きが出るので、髪のボリュームが気になりにくいのも魅力。

スタイリングのポイント

カールアイロンで巻く前に、軽めのオイルを髪全体に薄くなじませておくと、まとまり感がアップします。

巻いた後はハードワックスを少量ずつ揉み込んで立体感をプラスしましょう。つけすぎると重たく見えるので、少しずつ足して調整するのがコツです。

ルーズアップ

ルーズアップの画像

やわらかい髪質を活かした、ハーフアップやラフなお団子もおすすめです。猫っ毛はカールがつきやすいので、ルーズにまとめてもきれいなニュアンスが出しやすく、後れ毛も自然につくれます。

スカーフをトップに巻いてボリューム感を演出したり、お団子部分に巻きつけてアクセントを加えたりしてもおしゃれです。

まとめ

猫っ毛は、髪が細くやわらかくてボリュームが出にくい特徴を持っていますが、適切なヘアケアやスタイリング方法を取り入れることで、その魅力を活かすことができます。

猫っ毛の特性を理解し、日々のシャンプーやトリートメント、頭皮ケアを丁寧に行いましょう。

さらに、無造作バングやゆるっとニュアンスカール、ルーズなまとめ髪など、髪のやわらかさを活かしたスタイルで、猫っ毛ならではの魅力を楽しんでくださいね。

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