髪と頭皮の基礎理論ケミカル講座 vol.16 光源による色の見え方の違い

自然光(太陽光)、昼光色灯(蛍光灯)、白色灯(蛍光灯)の光源による色の差

同じ色のヘアカラーをしても、光の違いで色味の見え方はまったく違ってきます。サロンではマット、アッシュの色味が強く見えたのに外に出ると自然な感じに見えたりします。お客様のライフスタイルを考えた色味の提案も、ヘアカラーにとって重要な要素です。

ポイント

光源によって髪の色が違って見えるので、お客様のライフスタイルも考慮に入れた提案が望ましいです。

自然光、昼光色灯、白色灯の見え方の違い図
太陽光

自然光昼間の外の太陽光は均一な全波長を含むため、髪本来の色で見えます。

蛍光灯

昼光色灯、昼白色灯白色灯より青味が暖和されているため、自然な色味に近い色で髪色が見えます。

白色灯青味が強いため、髪の色も青味にシフトして見えます。

白熱灯

リフレクターランプ(レフランプ、アイランプなど)、ハロゲンランプ蛍光灯より明るく、種類やワット数によって色の見え方は異なりますが、蛍光灯よりも太陽に近い状態で髪色が見えます。

豆電球明るさが足りないため、美容室で使用されていませんが、髪色としては赤味にシフトして見えます。