ロングヘアの人が寝るときの正解は?美髪を守るための5つの対策

ロングヘアの人が寝るときの正解は?美髪を守るための5つの対策の写真

美しいロングヘアをキープするには、日々のケアが欠かせません。しかし、どれだけケアをしていても、寝ている間にダメージを受ける可能性があることをご存じですか?

今回は、ロングヘアの方が寝るときに気を付けるべきポイントと、美髪を守るための対策について解説します。

ロングヘアが傷みやすい原因

髪を触る女性の画像

ロングヘアが傷みやすい原因は、さまざまなダメージが蓄積しやすいためです。髪の表面は、ウロコ状のキューティクルに包まれています。キューティクルにダメージが加わると髪内部の水分やタンパク質が流出して、パサつき・うねりといった傷みが現れます。

ロングヘアの場合、毛先は生えてから数年経っているため、根元に比べてダメージを受ける機会が多いのが特徴です。

ここでは、ロングヘアが傷みやすい原因となる、日々のちょっとした行動について解説します。

ヘアアイロンやドライヤーの熱

ヘアアイロンやドライヤーの使い方には、注意が必要です。髪は熱に弱い性質のため、高温のヘアアイロンを使いすぎたり長時間ドライヤーの熱風を当てたりすると、傷みの原因となります。

ロングヘアは髪を乾かすのに時間がかかる分、ショートやセミロングに比べるとドライヤーの使用時間が長くなる傾向です。少しでも熱によるダメージを避けるためには、ドライヤーの使用時間を意識して短くしましょう。

ドライヤーを当てる時間を短縮するコツは、タオルドライを入念に行うことです。タオルで水分をしっかりと吸い取ってから、ドライヤーを当てるようにします。

ヘアアイロンは、髪が完全に乾いている状態で使用することが大切です。濡れた状態の髪はキューティクルが開いており、ダメージを受けやすくなっています。

紫外線

強い紫外線は肌や頭皮のみならず、髪にも悪影響をおよぼします。紫外線を直接浴びると髪は水分を失うため、傷みやすくなります。紫外線の強い季節は、特に注意が必要です。

紫外線が強くなる季節は、髪を保護するアイテムも活用しましょう。帽子や日傘を使用するほか、髪にも使える日焼け止めも便利です。

真夏日に限らず紫外線は降り注いでいるため、日頃から対策することが大切です。

髪の乾かし方が不十分

ロングヘアは乾かすのに時間がかかります。中には面倒だからと半乾きの状態で寝てしまう方もいるのではないでしょうか。濡れてキューティクルが開いた状態の髪を放置すると、水分や栄養が失われます。

髪をダメージから守るためには、毛先まで完全に乾かしてから寝る必要があります。

寝具との摩擦

寝ている間に起こる、寝具との摩擦も髪を傷める原因のひとつです。就寝中は、常に髪と寝具が触れています。人は一晩のうちに何度も寝返りを打っており、朝起きるまでの間に繰り返し髪と寝具が擦れあっている状態です。

髪が寝具に擦れると、摩擦によってキューティクルが剥がれ、水分の蒸発につながります。ロングヘアは、ショートやセミロングに比べると広範囲で摩擦を受けるため、水分不足で髪がパサつく範囲も広くなります。

【寝るとき】ロングヘアのダメージを最小限にする方法

ドライヤーで髪を乾かしている画像

髪が傷むからといって、睡眠をとらないわけにはいきません。ダメージを最小限に抑えつつ眠れるように、対策を施しましょう。

寝るときのロングヘアのダメージを最小限にする方法は、次の5つがあげられます。

しっかり髪を乾かしてから寝る

基本の対策は、髪をしっかりと乾かしてから寝ることです。前述の通り、濡れたままの髪はキューティクルが開いています。開いた隙間からは水分や栄養が抜けやすくなっており、髪の乾燥が進む原因のひとつです。

髪にドライヤーを当てるときは、表面のみならず内側もきちんと乾かすことを意識しましょう。表面はドライヤーの温風が当たりやすく、短時間で乾きます。一方、内側は表面からドライヤーを当てても温風が奥まで届きにくいため、意識して乾かさなくてはなりません。

内側にドライヤーを当てるときは、髪をかき分けて根元から乾かすことが大切です。

ヘアケアアイテムを活用する

受けるダメージを軽減すると同時に、ダメージケアもできるヘアケアを行う必要があります。例えば、日頃使用しているシャンプーを変えるだけで、健やかな髪を保ちやすくなります。

シャンプーを選ぶときは、洗浄力の強すぎる製品は避けましょう。強い洗浄力は必要な油分まで流し、髪を乾燥させます。保湿力や毛髪補修力の高いシャンプーを選ぶと、ダメージの軽減が期待できます。

タオルドライ後、ドライヤーを当てる前にヘアオイルを使用するのもおすすめです。ヘアオイルは髪の表面に油分の膜を張り、ダメージから保護してくれます。髪にうるおいも与えてくれるので、パサつきが気になる方はヘアオイルを活用してみましょう。

ヘアオイルで表面がなめらかになった髪なら、寝具との摩擦も抑えられます。

摩擦の少ない寝具を使用する

寝具の画像

摩擦の少ない素材でできた寝具に変えると、寝返り時のダメージ対策ができます。摩擦の少ない素材は、例えばシルク、リネン、コットンなどです。

シルク素材でできた枕カバーは、表面がなめらかで髪との摩擦を抑えられます。リネンやコットンは通気性が良く、汗による蒸れを防いでくれます。髪が絡まりにくくなるので、ロングヘアの方におすすめです。

ナイトキャップをかぶる

髪を摩擦から守る画期的なアイテムが、ナイトキャップです。ナイトキャップは、寝ている間の摩擦を軽減しつつ、乾燥からも髪を守る目的で使用されています。

ナイトキャップはさまざまな種類が販売されており、悩みに合わせて選ぶのがおすすめです。髪のパサつきやダメージが気になるなら、シルク素材が向いています。肌への刺激が気になる方は、優しいコットンが適しています。

ロングヘアの方がナイトキャップをかぶるときは、髪全体を包み込める筒状のアイテムを選びましょう。

髪をまとめる

ロングヘアは、寝るときにまとめておくと摩擦対策になります。髪をまとめると、寝具と摩擦する範囲が最小限に抑えられ、ダメージを軽減できます。

単純にひとつ結びにするのではなく、髪が頭と寝具の間に挟まれない髪型を選ぶことが大切です。頭頂部でお団子状にするほか、サイドテールやツインテールも効果的です。

まとめ

美髪を維持するためには、髪が傷みやすい原因を知り、日頃から対策しておくことが大切です。ドライヤーの熱や紫外線のほか、寝るときに生じやすいダメージにも注意しましょう。

毎日のちょっとした対策が、美しいロングヘアにつながります。

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