夏の涼しげで崩れないヘアアレンジ。髪の長さやシーン別に紹介

夏は海水浴やお祭り、花火大会と季節ならではのイベントが多く、お出かけの機会が増える方も多いのではないでしょうか。せっかく遊びに出かけるなら、髪型もいつもとは違ったアレンジを楽しみたいですよね。
今回は、夏にぴったりの涼しげで崩れにくいヘアアレンジについて、髪の長さやシーンごとに解説します。
目次
夏にヘアアレンジを楽しむためのポイント
夏は、ヘアアレンジが崩れやすい季節です。日本の夏は雨が多く、海に囲まれていることもあり、湿度が高い傾向にあります。汗をかきやすく、紫外線による髪へのダメージもあるため、まとめた髪が崩れやすくなります。
夏のヘアアレンジのポイントは、汗をかいても崩れにくいようにセットすることです。首元(顔まわり・首まわり)が涼しいデザインにすれば、湿気の多い日でも快適に過ごせます。
お出かけすることを考えると、手軽に帽子をかぶれるヘアアレンジもおすすめです。
【ボブ・ショート向け】夏の涼しげヘアアレンジ

ボブ・ショートの方は、髪の長さが足りずまとめられないと思っていないでしょうか。すっきり見せたい時や暑い日にもぴったり、短い髪でもまとめられるツイスト(ねじり)を活用した以下の方法がおすすめです。
- 耳から上の部分の髪を1つにまとめる
- 毛束を2つに分けて、それぞれツイストさせる
- 結び目のゴムを隠すように毛束を1本ずつ巻き付ける
- お団子状に整えてピンで固定する(残りの1本も同様に固定する)
- 耳から下の髪も1つにまとめて、2~4の手順でお団子にする
クリップやバレッタなど好みのヘアアクセサリーを使うとアクセントになりおしゃれに見えます。
【ボブ・ショート向け】夏のオールバックアレンジ

結べる長さがないときは、前髪をアレンジしましょう。オールバックを取り入れると、スポーティーで涼し気な印象に仕上がります。オイルとピンを使用すれば、以下の手順で簡単に美しくまとめられます。
- 髪全体にオイルをなじませる
- こめかみから上の前髪を3つにわけ、ピンでとめる
アクセントになるピンを使うことがポイントです。がっつり前髪をかき上げるよりも、両サイドは髪を少し残してこめかみを隠すほうがおしゃれに見えます。
【セミロング向け】夏のローポニーアレンジ

セミロングはある程度アレンジできる長さがある分、手間をかけないと野暮ったくなりそうだと思っている方もいるのではないでしょうか。手軽なローポニーでも、一工夫加えるだけで上品なヘアアレンジを楽しめます。
以下の通り簡単なステップでできるので、時間をかけられないときのヘアアレンジとしてもおすすめです。
- 両サイドの髪(耳より前に来る髪)を残してローポニーを作る
- 両サイドの髪を後ろで合わせて、ゆるめに結ぶ
- 両サイドの毛束を持ち、クロスさせて穴を開ける
- 穴の中に指を差し入れて、最初にまとめたローポニーを引き抜く
- クロスさせた毛束の先端部分を左右に引っ張って結び目を隠す
両サイドの髪をゆるめに結ぶステップ2では、次に毛束同士をクロスさせて穴をあけることを想定して、ゴムを結ぶ位置を下側に調整しましょう。クロスした髪がローポニーの結び目を隠して、洗練されたデザインとなります。
【セミロング向け】夏のヘアバンドアレンジ

後ろ髪は結べても、両サイドの髪が落ちてきて気になるという方は、ヘアバンドを活用しましょう。前髪も一緒に上げたり両サイドの髪のみを後ろに流したりと、自由に顔周りの髪をまとめられます。
ヘアバンドの質感や色を変えれば、ファッションのアクセントにもなります。
- 表面にある髪のみ、根元からランダムに巻く
- 髪を2つに分けてそれぞれ三つ編みを作る
- ヘアバンドを装着する
- 三つ編みを交差させて毛先を反対側に折って隠す
- 三つ編みをそれぞれピンで固定する
- 後れ毛をゆるめに巻く
おしゃれに見せるコツは、髪を2つに分けるとき、あえて手ぐしでジグザグにまとめることです。分け目が曖昧になって洗練された後頭部に仕上がります。
ヘアバンドは、髪の生え際よりも手前で止めると小顔効果が期待できます。
【セミロング向け】夏のダブルお団子アレンジ

髪のすべてを1つ結びにできないときは、2つにブロック分けして結ぶ方法がおすすめです。ブロック分けして結ぶので襟足の髪もすっきりとまとめられます。
結び目が2つになっても、後頭部で同じデザインにすれば統一感が出ます。
- 耳から上の部分の髪を1つにまとめる
- 毛束を2つに分けて、それぞれツイストさせる
- 結び目のゴムを隠すように毛束を1本ずつ巻き付ける
- お団子状に整えてピンで固定する(残りの1本も同様に固定する)
- 耳から下の髪も1つにまとめて、2~4の手順でお団子にする
ポイントは、毛束を作るときに上のほうは後頭部の中央から若干右寄りの位置で作り、下のほうは左寄りで作ることです。2つのお団子が斜めに配置されて、垢抜けた印象に仕上がります。
【セミロング向け】夏のヘアクリップアレンジ

手軽に髪をまとめたいときは、ヘアクリップも便利です。ヘアクリップは種類が豊富でデザイン性が高い商品も多いため、幅広いシーンに活用できます。
色や形の選び方次第で華やかになったり、可愛さをアップさせたりと、手軽に変化を楽しめます。
- 髪をサイドでまとめて三つ編みにする
- 結び目のゴム部分を上に持ち上げる
- 毛先を隠すようにクリップを止める
先に三つ編みにすることで、ほどけにくく美しい印象に仕上がります。ポイントは、毛先をクリップで隠すことです。跳ねた毛先が見えなくなるだけで、まとまりが良く見えます。
短い髪が三つ編みから飛び出しているときは、アメピンなどで適度に抑えましょう。
【ロング向け】夏のルーズお団子ヘアアレンジ

おしゃれに見せられるお団子ヘアは、アレンジを加えるとさらに洗練された印象になります。ふんわりと仕上げると適度な抜け感も出るので、かっちりとしすぎず、こなれ感を出したいときにおすすめです。
- 高い位置でポニーテールを作る
- ポニーテールをねじって、お団子の付け根部分をゴムで結ぶ
- 残った毛先を巻き付けてゴムを隠す
- 毛先の一部をピンで留める
- 前髪を上げてピンで留め、オールバックにする
抜け感を出すコツは、毛先をピンで留めるときにあえて一部を残しておくことです。残った毛先を垂らすと、後れ毛と合わせてラフな印象になります。
お団子ヘアは、できる限り高い位置で作りましょう。顎から耳を結ぶラインの延長線上を意識すると、ベストな位置でお団子を作れます。
【ロング向け】夏の逆くるりんぱアップアレンジ

ロングヘアはさまざまなアレンジを楽しめるものの、手軽さを優先してワンパターンになっている方もいるのではないでしょうか。
手軽さを残しつつおしゃれに仕上げたいなら、バンスクリップを活用した逆くるりんぱアップアレンジがおすすめです。
- 両サイドの髪を少量だけ残して、ポニーテールにする
- 結び目より少し上に指を差し入れて穴を作る
- 穴に差し入れた指で毛先を引っ張り、穴を通して逆くるりんぱさせる
- 毛先を完全には引き抜かず、くるりんぱさせた束部分を手で固定する
- 束部分をバンスクリップで留める
- 両サイドの後れ毛を軽く巻く
選んだバンスクリップのデザイン次第で、印象ががらりと変わります。毛束を逆くるりんぱするときは、毛先まで引き抜かないように注意しましょう。毛先を残しておくと、自然と束が2つ折りになり、バンスクリップを挟みやすくなります。
【フェスにおすすめ】ポニーテールを格上げする玉ねぎ結び

ポニーテールを華やかな印象に格上げしたいなら、玉ねぎ結びはいかがでしょうか。玉ねぎ結びとは、名前の通り玉ねぎのようにふくらんだ髪が連なっているヘアアレンジです。セミロングからロングの方まで楽しめます。
- 髪全体にスタイリング剤をなじませる
- 低めの位置でポニーテールを作る
- 毛束を等間隔にヘアゴムで結ぶ
- 上のブロックから順に髪を少量ずつ引き出す
- 全体の形を整える
玉ねぎヘアを作るときのコツは、細目のゴムを使用することです。細目のゴムで毛束を複数のブロックに分けたほうが形を作りやすく、ふくらんだ部分と細い結び目部分のメリハリが出ます。
【海におすすめ】アクティブなツインスタイル

「ツインヘアにしたいけれど、野暮ったくなるのは嫌」というときは、まとまった印象に仕上がるツインスタイルが適しています。しっかりと結んでから形を整えるので、水に濡れやすい海や川へのお出かけにぴったりです。
- スタイリング剤を髪全体になじませておく
- 髪をざっくりと左右に分けて結び、三つ編みにする
- 三つ編みを内側に折り込んで毛先を束の根元のゴムに入れ込み留める
- 結び目の上あたりにピンを数本留める
- 好みのヘアアクセサリーを付ける
シンプルなデザインだからこそ、ヘアアクセサリーの使い方次第で印象を変えやすいメリットがあります。髪色に映えるピンを挟むほか、リボンやクリップ、バレッタなども活用しましょう。
【浴衣におすすめ】かんざしを使ったねじり団子アップ

夏は、お祭りや花火大会といった浴衣で出かける機会も多くなります。せっかく浴衣を着るなら、髪も和風で上品に仕上げたいものです。
特別なスキルは不要なねじり団子アップなら、かんざしで手軽に和風ヘアにできます。
- 髪全体にスタイリング剤をなじませる
- ローポニーを作る
- 毛束をねじりながら結び目に巻き付けるように丸める
- 毛先を結び目の内側に通す
- ねじった毛束・毛先・後頭部の毛を通るようにかんざしを挿す
毛束が落ちてくる場合は、毛先や後頭部の毛(地の毛)をきちんと拾えていない可能性があります。シンプルなデザインのかんざしで上品にまとめるほか、装飾の多い商品で華やかに仕上げるのもおすすめです。
まとめ
夏のヘアアレンジは、顔や首のあたりに涼し気な印象を与えつつ、汗や湿気でくずれないスタイルを選ぶことが大切です。手軽なポニーテールやお団子、三つ編みも、ひと手間加えるとおしゃれに仕上がります。
夏は汗のほかに紫外線、海水、冷房などヘアダメージの原因が数多くあります。ダメージケアには、FLOWDIA(フローディア)のDAMAGE CARE LINEがおすすめです。ダメージ部分に反応して補修する画期的なケア技術を取り入れたフローディアで夏のダメージに負けない美しい髪を目指しましょう。