【メンズ向け】ヘアアイロンの使い方|選び方やおすすめのヘアアレンジも紹介

「ヘアアイロンでスタイリングをしたいと思うものの、うまく使いこなせるか気になる…」…と悩む男性は少なくありません。今回は、髪へのダメージを抑えながら理想のスタイルをつくるための使い方や選び方、メンズにおすすめのアレンジ方法までを紹介します。
目次
メンズがヘアアイロンを使うメリット

ヘアアイロンは女性が使うものという印象を持たれがちですが、男性にとっても非常に便利なスタイリングツールです。
例えば、クセ毛やうねりが気になる部分にアイロンを通せば、髪の流れを整えて自然なストレートに仕上げられます。
また、トップにボリュームを出したいときは根元を軽く立ち上げるように使えば、ふんわりとした印象になるのです。逆にもみあげやサイドを落ち着かせることで、全体のバランスが整い清潔感も高まります。
前髪を流したり、サイドに軽い外ハネをつくったりする細かなアレンジも可能です。ヘアアイロンを使いこなせるようになると、朝のスタイリングがより自在になり、印象アップにもつながります。
【メンズ向け】ヘアアイロンの選び方

ヘアアイロンは種類が多く、どれを選べば良いか迷う方も少なくありません。ここでは、短めの髪が多いメンズにとって扱いやすく、理想のスタイリングを叶えるための選び方のポイントを紹介します。
プレート幅の狭さやヘッドの薄さ
メンズ向けのヘアアイロンを選ぶ際は、プレート幅の狭さに注目しましょう。プレート幅が細いほど本体もコンパクトになり、短い髪でも毛束をしっかりつかみやすく、細かい調整がしやすくなります。
特に前髪やもみあげなどの細部を整えるには、幅が狭く、操作性が高いアイロンが適しています。目安としては、25mm以下のプレート幅を選ぶと良いでしょう。
ただし、狭すぎると熱が均等に伝わりにくく、スタイリングに時間がかかることもあるため注意が必要です。
また、ヘッド部分の厚みも重要です。ヘッドが厚いと根元付近の髪にアプローチしにくくなるため、なるべく薄型のタイプを選ぶと、思い通りのスタイルをつくりやすくなります。
温度調節の可否
ヘアアイロンを選ぶ際は、温度調節ができるかどうかも重要なポイントです。温度設定が固定されているモデルもありますが、自分の髪質やスタイリングの目的に応じて温度を調整できるタイプのほうが使い勝手に優れています。
一般的に、高温ほどスタイリングしやすい反面、髪への負担も大きくなります。そのため、ダメージを抑えながら仕上がりを整えるには、120〜180度の範囲で細かく調節できるアイロンが理想的です。
多くの製品は5度または10度ごとの調整機能を備えていますが、なかには1度単位で温度設定ができるモデルもあり、より繊細なコントロールが可能です。
温まりの早さ
忙しい朝や時間が限られるなかでのスタイリングには、ヘアアイロンの温まりの早さも重要なポイントです。
電源を入れてから温度が上がるまでに時間がかかると、準備のたびに待ち時間が発生してしまいます。
すぐに温まるモデルを選べば、スムーズにスタイリングを始められ、毎日の身だしなみも時短につながります。
目安としては、30〜40秒ほどで100度以上に達するヘアアイロンであれば、実用性が高くストレスなく使いやすいでしょう。
ヘアアイロンの基本的な使い方
ヘアアイロンを正しく使うには、基本の手順を押さえておくことが大切です。髪へのダメージを抑えつつ、理想のスタイルをつくるために、使用前の準備からスタイリングの流れまで、順を追ってわかりやすく紹介します。
1.髪の毛をブラシでとかす
ヘアアイロンを使う前には、髪を丁寧にとかすことが大切です。髪が絡まったままの状態で熱を加えると、摩擦や引っかかりによって切れ毛やダメージの原因になります。
ブラッシングは毛先から始めて、少しずつ根元に向かってやさしくとかしていくのがポイントです。無理に引っ張らず、絡まりをほぐすように意識しましょう。
このひと手間を加えることで、アイロンの滑りも良くなり、仕上がりの美しさにも差が出ます。
2.髪の毛をいくつかの毛束に分ける
ヘアアイロンを効果的に使うには、髪をいくつかの毛束に分けてからスタイリングすることが大切です。
ヘアクリップやピンを使って髪を上下にブロッキングし、さらに左右や中央などに細かく分けると、熱を均一に当てられます。
一度に多くの髪を挟もうとするとムラが出やすく、思い通りの仕上がりになりません。少量ずつ丁寧に分けて、整ったシルエットをつくりましょう。
3.髪の毛を少量ずつアイロンする
髪をスタイリングする際は、一度に多くを挟まず、少量ずつアイロンを当てるのが基本です。毛束をプレートに挟んだら、根元から毛先に向かってゆっくりと滑らせるように動かしましょう。
ただし、根元ギリギリを挟もうとすると、プレートが頭皮や額、耳に触れてヤケドするおそれがあります。安全のためには、根元から約3cm離れた位置を目安にするのが理想です。
また、髪が濡れた状態でアイロンをかけたり、同じ箇所に長時間当て続けたりすると、ダメージの原因になります。乾いた髪にアイロンをかけ、短時間で仕上げることを心がけましょう。
メンズにおすすめ!ヘアアイロンを使ったヘアアレンジ
ヘアアイロンを使えば、ただ髪をまっすぐにするだけでなく、さまざまなアレンジを楽しむことができます。
ここでは、メンズに人気のスタイルをピックアップし、それぞれの仕上げ方やポイントをわかりやすく紹介します。
センターパート

センターパートは、清潔感とこなれ感を演出できる人気のメンズスタイルです。前髪に自然な立ち上がりとカールをつけることで、洗練された印象に仕上がります。
1.分け目と根元の立ち上げをつくる
目の粗いブラシやくしで前髪を整え、ざっくりと真ん中で分けます。分け目の根元を軽く持ち上げ、ストレートアイロンを3秒ほど当てましょう。熱を当てた直後は触らず、そのまま冷ますと自然な立ち上がりがつくれます。
2.カールをつけて流れを整える
前髪の中間から毛先にかけて、アルファベットの「S」を描くようにアイロンを滑らせてカールをつけます。強くなりすぎた場合はストレートに軽く当て直し、弱いときは毛先を外に巻いて調整しましょう。仕上げに手ぐしで整え、スタイリング剤をなじませれば完成です。

3.完成したスタイル

▼センターパートで使ったスタイリング剤はこれ

XFLEEK バーム ソフトメーカー
ツヤ感のあるニュアンススタイルに
セット力 ★ ツヤ ☆☆☆☆
・溶けやすく髪なじみが良いバーム
・ほんのりツヤ出しや束感出しに
・よりナチュラルに仕上げたい方に
▼センターパートHOW TOを動画で見たい方はこちら
ゆるふわパーマ風ヘア

ストレートアイロンを使えば、パーマをかけなくてもやわらかい動きのあるスタイルを再現できます。毛束ごとに巻き方を少し変えることで、こなれ感のあるふんわりとした仕上がりが楽しめます。
1.トップから前髪にかけてカールをつける
髪を少しずつ取り、ストレートアイロンを横向きに持って手首をひねりながら滑らせるように巻きます。Cカール(毛先をCの字の形状にすること)を意識しつつ、巻く方向をランダムに変えると自然な動きが生まれるでしょう。根元を立ち上げるように巻くと、ふんわり感がアップします。

2.前髪を3束に分けて巻く
前髪を3つの束に分け、1束ずつねじってから内巻きにします。アイロンで軽く挟み、丸みをつけるようにカールさせましょう。残りの2束も同様に仕上げたら、手ぐしでやさしく整えます。

3.全体にスタイリング剤をなじませる
仕上げにスタイリング剤を全体になじませ、特に毛先は手で揉み込むようにするとふわっとした質感が出せます。

4.完成したスタイル

▼ゆるふわパーマ風ヘアで使ったスタイリング剤はこれ

XFLEEK グリース グロッシーメーカー
ウェットなパーマスタイルに
セット力 ★★★ ツヤ ☆☆☆☆☆
・ぬれたようなツヤ感を表現
・パリッとならず使いやすい
・落としやすさ抜群
▼ゆるふわパーマ風ヘアHOW TOを動画で見たい方はこちら
アップバング
アップバングは、顔まわりがすっきり見える定番のメンズスタイルです。清潔感や爽やかさを演出できるため、好印象を与えたい場面にも適しています。毛量や髪の長さがある程度あればセットしやすく、軟毛の方でもスタイリング剤を使えばきれいに仕上げられます。
1.前髪の立ち上げをつくる準備
前髪を軽く水で濡らした後、タオルで水分を取り、8割ほど乾かしておきます。目の粗いブラシで整えながらドライヤーを当て、髪を普段とは逆方向に流すようにして乾かすと、立ち上がりやすくなるでしょう。その後、前髪の根元を持ち上げて、ドライヤーの熱を下から当てて土台をつくります。最後に冷風を当てるとよりキープしやすくなります。
2.アイロンで立ち上がりを固定する
ドライヤーで立ち上げた根元に、温めたヘアアイロンを重ねるように当ててクセづけします。中間から毛先にかけては、髪を持ち上げながらふんわり下ろすようにアイロンを滑らせると、自然な丸みが出せます。

3.形を整える
最後に、ワックスを前髪全体に軽くなじませて形を整えます。軟毛の方は、仕上げにスプレーを使って、キープ力をアップしましょう。

4.完成したスタイル

▼メンズアップバングで使ったスタイリング剤はこれ

XFLEEK ワックス ハードメーカー
動きと束感のあるスタイルに
セット力 ★★★★★ ツヤ ☆☆☆
・ツヤ感のあるクリームワックス
・ハードなセット力とほど良いツヤ
・つけた瞬間がっちりセット

キャラバン ホールドスプレー
強力なセット力で、スタイルを1日中キープ
する速乾性に優れたホールドスプレー。
▼メンズアップバングHOW TOを動画で見たい方はこちら
まとめ
ヘアアイロンは、使い方や選び方を押さえれば、初心者でも理想の髪型をつくれるツールです。髪への負担を減らしつつ、毎日のスタイリングを楽しむために、基本の手順とアレンジ方法を参考に、ぜひ実践してみてください。