美容室でできる頭皮クレンジングとは?期待できる効果やセルフでする方法も解説!

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頭皮のベタつきやニオイが気になるときは、美容室での「頭皮クレンジング」がおすすめです。しかし、どのような施術なのかわからず、まだ試したことがない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、美容室での頭皮クレンジングと期待できる効果、セルフで行う方法について解説します。

美容室で行われる頭皮クレンジングとは

頭皮クレンジングをしている画像

頭皮クレンジングとは、専用のシャンプーやオイルなどを使って、頭皮に蓄積した皮脂や古い角質、汚れ、スタイリング製品などを落とす洗浄方法です。

美容室では通常メニューにオプションとして追加できることが多く、費用の目安は2,000~5,000円程度です。

美容室での頭皮クレンジングは、以下のような手順で進められます。

  1. 美容師が髪と頭皮の状態をチェックし、最適な頭皮クレンジング剤を選ぶ
  2. 頭皮クレンジング剤を使って頭皮を洗浄する
  3. 頭皮クレンジング剤が残らないように、しっかりと水で洗い流す

頭皮クレンジング後に、シャンプーやトリートメントをする場合もあります。

美容室によって使用する頭皮クレンジング剤や手順、シャンプー・トリートメントの有無が異なるので、詳しくは美容室に問い合わせてみましょう。

頭皮クレンジングで期待できる効果

頭皮ケアをしている画像

美容室では丁寧にシャンプーしてくれるので、「わざわざ頭皮クレンジングをする意味はあるのかな?」と思う方もいるかもしれません。

そこで、頭皮クレンジングで期待できる主な効果を3つ紹介します。

頭皮トラブルを予防できる

頭皮は皮脂腺や汗腺が多く、皮脂や汗が分泌されやすい部位です。これらが頭皮に溜まると雑菌の繁殖を招き、ニオイやかゆみ、ベタつきなどの頭皮トラブルを引き起こす原因となります。

こうしたトラブルを防ぐためには、日々のシャンプーで皮脂や汗をしっかりと洗い流すことが大切です。ただし、皮脂や汗に角質やほこりが混ざると汚れが頑固になり、通常のシャンプーだけでは落としきれないこともあります。

そこで頭皮クレンジングを行うと、通常の洗髪では落としきれない汚れをしっかり除去でき、頭皮を清潔な状態に保てるため、トラブルの予防につながります。

髪のうねり対策になる

頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れは、くせ毛や髪のうねりなどが起こる原因のひとつです。また、余分な皮脂が髪につき、ペタっとなってボリュームが出づらくなる場合もあります。

頭皮クレンジングによって毛穴詰まりが軽減されると、髪にハリやコシが出て髪がうねりにくくなったり、ボリュームが出やすくなったりします。

血行の促進が期待できる

頭皮クレンジングは、頭皮を軽くマッサージしながら洗浄するので、頭皮の血行が良くなります。

頭皮の血行が良くなると、頭皮や髪に栄養が届きやすくなるほか、ターンオーバーも正常化されるため、健やかな状態を保ちやすくなります。

頭皮クレンジングはセルフでもできる!主な種類とは

頭皮クレンジングは、美容室でプロに施術してもらうのが理想的ですが、ベタつきやニオイが気になるときには、自宅でセルフケアを行うのもひとつの方法です。

セルフで行う場合は、市販の頭皮クレンジング剤を使用しましょう。主なタイプには、以下のようなものがあります。

  • シャンプータイプ
  • オイルタイプ
  • クレイ(泥)タイプ
  • 炭酸タイプ

それぞれ効果や洗い上がりの感触が異なるため、特徴を理解した上で、自分の頭皮の状態や好みに合ったものを選ぶことが大切です。

ここでは、4タイプの頭皮クレンジング剤の特徴を紹介しますので、自分に合う製品選びの参考にしてください。

シャンプータイプ

シャンプータイプの頭皮クレンジング剤は、通常のシャンプーと同様に界面活性剤が配合されています。ただし、洗浄力が通常のシャンプーより強めな製品が多いのが特徴です。

使い方も通常のシャンプーと変わらないため、手軽に頭皮クレンジングを取り入れたい方に向いています。

オイルタイプ

オイルタイプの頭皮クレンジング剤は、天然の植物オイルが主成分です。オイルなので皮脂となじみやすく、無理なく頭皮の毛穴詰まりを浮かせられるといわれています。

また、保湿効果があるので、頭皮が乾燥しがちな方にもおすすめです。

クレイ(泥)タイプ

クレイタイプの頭皮クレンジング剤は、天然のクレイ(泥)の吸着力を活かして頭皮の汚れを除去するのが特徴です。

クレイがしっかりと皮脂や汚れを吸着するため、頭皮のニオイが気になる、かゆみやフケなどに悩まされているという方に向いています。

炭酸タイプ

炭酸タイプの頭皮クレンジング剤は、炭酸の力で頭皮に溜まった皮脂や汚れを浮き上がらせます。

洗い上りがさっぱりしており、角質ケアや頭皮のリフレッシュを目的としたお手入れに取り入れられています。使い続けることで、頭皮を健やかに保つサポートが期待されています。

【セルフ】頭皮クレンジングの方法

頭皮マッサージをしている画像

セルフ頭皮クレンジングを効果的に行うには、コツを押さえることが重要です。ここでは、セルフ頭皮クレンジングの基本の手順とコツを紹介します。

1.ブラッシングをする

まずは、乾いた髪を優しくブラシでとかしましょう。髪の絡まりを解き、頭皮クレンジングの際に髪がダメージを受けるのを防ぐためです。

また、髪表面の汚れがある程度落ちるので、その後のケアがやりやすくなります。

2.シャワーで予洗いをする

続いて、38℃前後のぬるま湯でしっかりと髪と頭皮を濡らします。そして頭皮を軽くマッサージするようにしながら、汚れを落としましょう。予洗いすることによって、頭皮クレンジング剤のなじみが良くなります。

ただし、オイルタイプの頭皮クレンジング剤は髪が濡れると効果が落ちるため、予洗いの工程は省きます。

3.頭皮クレンジング剤を塗布する

予洗いが完了したら、頭皮クレンジング剤を次の手順で頭皮に塗布します。

  1. 前髪の生え際から頭頂部
  2. 側頭部の生え際
  3. 頭皮全体

オイルタイプの場合は、パッケージに記載された量を手に取って、頭皮全体に塗布します。

4.指の腹でやさしくマッサージをする

頭皮クレンジング剤を頭皮全体に塗布したら、指の腹でやさしくマッサージをしながらなじませましょう。首の後ろまでマッサージすると、より血行が促進されやすくなります。

頭皮マッサージのイメージイラスト

5.シャワーでしっかりすすぐ

頭皮クレンジング剤をよくなじませたら、38℃前後のぬるま湯で丁寧にすすぎます。その後は普段通りシャンプーやトリートメントなどを行いましょう。

まとめ

頭皮のベタつきやニオイが気になるときは、頭皮クレンジングをすると軽減する可能性があります。美容室での施術がおすすめですが、市販の頭皮クレンジング剤を使えば、セルフ頭皮クレンジングも可能です。

頭皮クレンジング剤には、シャンプータイプやオイルタイプ、クレイタイプ、炭酸タイプなどがあります。それぞれ効果や洗い上がりの感触が異なるため、自分に合うものを探しましょう。

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