あふれ出る透明感｜グレーのヘアカラーの特徴と種類を紹介

透明感と上品さを両立できる「グレー系ヘアカラー」は、トレンド感とナチュラルさを兼ね備えた人気の髪色です。赤みを抑えて柔らかく見せたい方や、大人っぽく垢抜けたい方にぴったりのカラーでもあります。今回は、グレー系ヘアカラーの魅力や似合う人の特徴、主な種類について詳しく解説します。

グレー系ヘアカラーの魅力

ここでは、グレー系のヘアカラーの魅力について紹介します。

優しい印象になれる

グレー系のヘアカラーは暗めではあるものの、真っ黒よりもトーンアップできます。また、色合いだけでなく、髪そのものもふんわりやわらかく見えるため、全体的に優しい雰囲気になるのが魅力です。

こなれ感が演出できる

グレー系はトレンドのくすみカラーのひとつで、こなれ感が演出できるのも魅力です。特にグレー＋ベージュのグレージュは、幅広い年代で人気があります。

ブリーチなしの場合は重たさを抑えた透明感のある印象に、ブリーチありの場合は外国人風のおしゃれな色合いになり、色落ちの経過もキレイです。

グレー系のヘアカラーがおすすめの方

グレー系のヘアカラーは、特に髪の赤みが気になる方や、ブルーベース（ブルベ）の方におすすめです。その理由を詳しく解説します。

髪の赤みを抑えたい方

日本人の髪は「ユーメラニン」という赤褐色の色素が多く含まれており、赤みが出やすいのが特徴です。赤みを抑えるには、赤の補色である青や緑が含まれるカラーをプラスする必要があります。

グレー系のヘアカラーには青や緑などが含まれているため、髪の赤みを抑えられます。特にアッシュ系やグレージュ系は赤み消しにぴったりです。赤みを抑えると、髪の透明感も出やすくなります。

パーソナルカラーがブルーベースの方

パーソナルカラーがブルベの方にも、グレー系のヘアカラーがおすすめです。グレー系のカラーはブルベの透明感のある肌を引き立て、大人っぽさとやわらかさを兼ね備えた雰囲気を演出できます。

特に暗めのグレー系のヘアカラーは、パーソナルカラーが「ブルベ夏」の方に似合います。

グレー系のヘアカラー一覧

グレー系のヘアカラーには、さまざまな種類があります。主なカラーと特徴を紹介しますので、どれが自分に合うかを考えてみましょう。

アッシュグレー

アッシュグレーとは、グレーに青などの寒色を混ぜたくすみカラーです。暗めなヘアカラーではあるものの黒髪ほど重たさがなく、涼しげで透明感のある印象になります。

また、髪の赤みを抑えたい方にも選ばれています。ブリーチありの場合はベージュっぽく、ブリーチなしの場合は元の髪色に近づいていきますが、赤みが出にくいので髪がキレイに見えやすくなるのが魅力です。

紫シャンプーやアッシュシャンプーを使うと、さらに色落ち後の美しさを保ちやすくなります。

グレージュ

グレージュとは、グレーとベージュを混ぜ合わせたカラーです。グレーはクールな雰囲気になりがちですが、ベージュが加わることでやわらかさがプラスできます。

落ち着いた色合いで、どのような方にも似合うのが魅力です。また、明るめにしても派手になり過ぎないので、初めてのハイトーンカラーにも向いています。色落ちすると、ブリーチありの場合はベージュっぽく、ブリーチなしの場合はブラウンっぽくなることが多いでしょう。

ただし、ブリーチありの場合、人によってはイエロ―やマット、ベージュになることがあります。イエローになった場合は紫シャンプーやアッシュシャンプー、マットになった場合はピンクシャンプーなどを使うと、色味が和らぎます。

ダークグレー

ダークグレーとは、グレーと黒の中間のような暗めのカラーです。グレーが入るため黒髪ほど重たくならず、抜け感や透明感のある垢抜けた雰囲気になります。自然な髪色に見えるので、職場の規則などで派手な髪色にできない方にも使いやすいカラーです。

色落ちすると、ブリーチありの場合はオレンジっぽいベージュに、ブリーチなしの場合はナチュラルなブラウンになっていきます。濃いめに染めてもらったり、繰り返し同じ色で染めたりすると色持ちが良くなるので、色落ちが気になる場合は試してみると良いでしょう。

グレーブラック

グレーブラックは、黒に近いグレーのカラーです。室内でみるとほぼ黒髪なので、「染めた意味はあるのか？」と思う方もいるかもしれません。しかし、光が当たるとグレーっぽく透明感が出るので、黒髪の重さが気になる方に向いています。

また、明るい髪色にできないけれど雰囲気を変えたい方、就活などで暗い髪色にする必要があるものの黒染めはしたくない方などにもぴったりです。

色落ちすると、ブリーチありの場合は赤みが軽減された金髪に、ブリーチなしの場合は元の髪色に戻っていくことが多いでしょう。

ブルーグレー

ブルーグレーとは、その名の通り青＋グレーのカラーです。青の割合が多いとより透明感のあるおしゃれな色合いに、グレーの割合が多いと落ち着きのある髪色になります。

配合の仕方によって黒髪っぽく見せられるので、明るい髪色にはできないものの、一捻りあるカラーにしたい方にもぴったりです。

色落ち後は、ブリーチありの場合はグレージュっぽい色合いに、ブリーチなしの場合はくすみ感のあるブラウンになります。

ラベンダーグレー

ラベンダーグレーとは、ラベンダーのような薄紫とグレーを組み合わせたカラーです。グレー系でありながら、配合の仕方によってピンクっぽくも見えてキュートな印象になります。

くすみ感があり赤みも軽減できるので、透明感のある印象を楽しみたい方や派手になり過ぎないハイトーンカラーを求めている方にもおすすめです。

色落ちすると、ブリーチありの場合はベージュやシルバー系のカラーに、ブリーチなしの場合は元の髪色に近づいていきます。長持ちさせたいときは、紫シャンプーを使うと良いでしょう。

グレーブラウン

グレーブラウンとは、くすみブラウンとも呼ばれる、ブラウン＋グレーまたはアッシュのカラーです。通常のブラウンよりも彩度が低いので、ナチュラルながらおしゃれな印象になります。また、明るめにしても落ち着きのある色味がキープできるのが特徴です。

グレーが入っていることで赤みを抑えやすく、配合次第でイエローベース（イエベ）にもブルベにも合わせられるというメリットもあります。

色落ち後は、ブリーチありの場合はベージュっぽい金髪に、ブリーチなしの場合はナチュラルブラウンになるでしょう。

オリーブグレージュ

オリーブグレージュとは、グレージュにオリーブカラーを足したカラーです。暗めで落ち着いた、ナチュラルな髪色になります。透明感があり、肌のトーンを引き立てたい方にもおすすめです。

色落ちすると、ブリーチありの場合は黄色っぽいベージュに、ブリーチなしの場合は黄色っぽいブラウンになります。赤みが出にくいので、色落ち後もキレイな髪色を保ちたい方にもおすすめです。