メンズワックスの失敗しない使い方を解説!下準備から髪型別ポイントまで

メンズワックスの失敗しない使い方を解説!下準備から髪型別ポイントまでの写真

朝の忙しい時間でも、整った髪型で出かけたいという方も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが「ヘアワックス」です。しかし、量や付け方を間違えるとベタついたり、思うようにセットできなかったりする場合もあります。

今回は、ワックス初心者の男性に向けて、下準備から髪型別のセットポイントまでをわかりやすく解説します。正しい使い方をマスターして、清潔感のある理想のヘアスタイルを手に入れましょう。

【メンズ】ワックスを付ける前の下準備

【メンズ】ワックスを付ける前の下準備の画像

ワックスを上手に使いこなすためには、付ける前の準備が欠かせません。いきなりワックスを付けると、思い通りにセットできなかったり、スタイルが崩れやすくなったりします。まずは、仕上がりに差が出る下準備のポイントを押さえましょう。

理想のヘアスタイルをイメージする

理想のヘアスタイルを明確にイメージすることが、スタイリングの成功の鍵です。ヘアスタイルをイメージせずに、ワックスを使うと形がまとまりにくくなるため、完成形を意識してセットを始めましょう。

雑誌やSNSで好みの髪型を探し、正面だけでなく横や後ろの角度も確認できる写真を参考にするのがおすすめです。全体のバランスを把握しながら進めれば、サロン帰りのような仕上がりに近付けます。

ブローで髪型を整える

ブローは、髪のクセを抑え、スタイリングを長持ちさせるための大切な工程です。ドライヤーを使う際は、根元から風を当ててしっかり乾かしましょう。

特にトップは、ペタッとつぶれやすい部分なので、髪を立ち上げるように乾かすと自然なボリュームが出ます。全体の形をブローによって整えておくことで、ワックスを付けたときに思い通りのスタイルをつくりやすくなるのです。

ヘアアイロンで細部を整える

ブローで全体を整えたら、細かい形の調整にはヘアアイロンを使いましょう。特に前髪やサイドなどの毛流れを整えると、スタイル全体の完成度が一気に上がります。

クセを伸ばしたい部分は、軽くスルーするように、動きをつけたい部分は毛先を内側や外側に少しカールさせると自然な仕上がりになります。

ヘアアイロンは、150℃前後の温度帯がおすすめです。髪へのダメージを抑えつつ形をキープしやすくなります。ヘアアイロンで細部を整えれば、ワックスでの仕上げがしやすく、全体的に整えやすくなり、シルエットがきれいになります。

【メンズ】ワックスの適切な使い方

【メンズ】ワックスの適切な使い方の画像

下準備が整ったら、いよいよワックスを使ってスタイリングを行います。ワックスの量や付ける順番を意識するだけで、仕上がりのまとまりやキープ力が大きく変わります。ここでは基本の手順をわかりやすく紹介します。

1.ワックスを手に取る

ワックスを使うときは、まず適量を手に取ります。目安は、10円玉ほどの量で十分です。多すぎると髪がベタついたり、重たく見えたりする原因になります。

手のひらに取ったら、両手をすり合わせて指の間と指先までしっかり広げましょう。ワックスがムラなく髪に行き渡ります。全体に均一になじませると、自然な束感と動きのあるスタイルをつくりやすくなるのです。

2.バックから揉みこむ

ワックスは、髪全体に均一になじませることが大切です。まずは後頭部から、髪を握るようにしてワックスを揉み込みましょう。首元のほうから上に向かって、根元にもしっかりとワックスを付けるのがポイントです。

最初に後ろから付けることで、前髪やトップがベタつかず、全体のバランスを取りやすくなります。指で髪をとかすようになじませると、自然な立体感と動きのあるスタイルに仕上がります。

3.トップは逆立てる

バックにワックスをなじませたら、次はトップ部分を整えます。再び1円玉ほどのワックスを手に取り、手のひら全体と指先までしっかり広げましょう。そのまま髪の根元から立ち上げるように、逆立てながらワックスをなじませます。

全体に均一に広がったら、逆立てた髪を少しずつ下ろして形を整えましょう。根元を立たせることで、自然なボリューム感と動きが出ます。トップがつぶれやすい方は、ワックスを少量ずつ足しながら調整するとバランスが取りやすくなります。

4.サイドのボリュームを整える

トップを整えたら、次はサイドのボリュームを調整します。手に余ったワックスで十分です。ただし、足りない場合はごく少量を取り足してなじませましょう。サイドのやや上部分に指を入れ、指で髪をとかすように頭頂部に向かって髪を持ち上げると、自然な立体感が出ます。

耳の上が膨らむと横に広がって見えるため、軽く押さえてボリュームを抑えるのがポイントです。サイドのシルエットを整えることで、全体のバランスが引き締まり、スマートで清潔感のある印象に仕上がります。

5.前髪を調整する

最後に、前髪を整えて全体のバランスを仕上げます。ワックスは新たに取らず、手に残った量で十分です。毛束をランダムにつまみながら動きをつけると、自然で軽やかな印象になります。前髪を重くしすぎないよう、少量ずつなじませて形を整えましょう。

全体を見て、バランスが取れたら完成です。スタイルを長時間キープしたい場合は、仕上げにスプレーを髪全体に軽く振りましょう。ツヤを保ちながら、崩れにくいヘアスタイルが維持できます。

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【髪型別】ワックスを付ける際のポイント

【髪型別】ワックスを付ける際のポイントの画像

髪の長さやスタイルによって、ワックスの付け方や仕上げのポイントは少しずつ異なります。自分の髪型に合った方法を知れば、より自然でまとまりのある仕上がりになるでしょう。

ここでは、代表的なメンズヘア別にスタイリングのコツを紹介します。

短髪の場合

短髪スタイルは、少量のワックスでも十分に形をつくれます。まずはドライヤーで根元を立ち上げながら乾かし、土台を整えましょう。これを行うだけでスタイリングの持ちが格段に良くなります。

ワックスは、10円玉の半分ほどを目安に取り、手のひら全体に薄く広げます。根元からしっかりと立ち上げるように揉み込み、トップを中心に動きをつけながらバランスを整えましょう。付けすぎると束感が重たくなるため、少量ずつ調整するのがポイントです。

ツーブロックの場合

ツーブロックは、トップとサイドの長さの差を活かして立体感を出すのがポイントです。パーマをかけている場合は、毛先までしっかりとワックスをなじませることで動きが際立ち、自然なボリュームが生まれます。

前髪を上げるスタイルにしたい場合は、根元からしっかりとワックスを付けて固定するイメージでセットしましょう。サイドのボリュームを抑え、トップに高さを出すことで全体のバランスが整い、清潔感のある印象に仕上がります。

センター分けの場合

センター分けスタイルは、自然な立ち上がりとやわらかい動きがポイントです。まずドライヤーで分け目の根元を立ち上げるようにブローし、全体をふわっと仕上げておきましょう。ワックスはツヤ感のあるタイプを選び、手のひらで良くなじませてから軽く毛先中心に塗布します。

根元には付けすぎず、空気を含ませるように整えるとナチュラルなボリューム感が出るでしょう。仕上げに分け目部分を軽く整えれば、清潔感と大人っぽさを両立したスタイルになります。

マッシュの場合

マッシュスタイルは、ナチュラルな動きとやわらかい質感を活かすのがポイントです。ワックスの量は控えめにし、1円玉の半分ほどを目安に取って手のひら全体にしっかり広げましょう。トップ部分は手で髪をこすり合わせるようにして、自然な束感をつくります。

毛先を軽くつまみながら動きをつけると、重たくならず軽やかな印象に仕上がります。仕上げに全体のバランスを整え、サイドのボリュームを抑えると清潔感のあるマッシュスタイルの完成です。

まとめ

ワックスは、正しい手順と量を意識するだけで仕上がりが大きく変わります。下準備から丁寧に行い、髪型に合わせて使い分けることで、自然で清潔感のあるスタイルが実現するのです。自分の髪質や長さに合った方法で、理想のヘアセットを楽しみましょう。

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