コラーゲンとは?髪にもたらす影響や効率的に摂取する方法を解説

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コラーゲンは肌のハリを保つ成分というイメージが強いですが、頭皮の健康をサポートする働きが期待され、毛髪環境を整える役割も担っています。年齢とともに髪のコシがなくなったり、抜け毛が気になったりする背景には、コラーゲン量の減少や頭皮環境の変化が影響している可能性があります。では、コラーゲンは髪にどのような働きをもたらすのでしょうか。今回は、コラーゲンの基礎知識から髪への影響、効率的な取り入れ方について解説します。

コラーゲンとは?

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コラーゲンとは、人や動物の体内に多く存在するタンパク質の一種です。

皮膚や骨、軟骨、血管など、身体のさまざまな組織を構成し、支える役割を担っています。

中でも皮膚のハリや弾力を保つ成分として広く知られており、健やかな見た目を維持する上で欠かせない存在です。

しかし、コラーゲンは加齢や紫外線によるダメージ、生活習慣の影響などによって徐々に減少していきます。その結果、しわやたるみが目立ちやすくなったり、骨がもろくなったりと、身体の変化として現れることがあります。

コラーゲンが髪にもたらす影響

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コラーゲンは皮膚や骨だけでなく、頭皮の健康をサポートし、毛髪を作る環境を整える成分として注目されています。近年では、数あるコラーゲンの中でも「17型コラーゲン」というタイプが、頭皮の成長環境に関与している可能性があるといわれています。

17型コラーゲンは毛包幹細胞を保護する働きを持つと考えられており、髪の成長サイクルを安定させ、抜け毛や髪の老化を緩やかにするメカニズムに関係しているのではないかと研究が進められています。

まだ解明途中の分野ではあるものの、コラーゲンが頭皮や毛髪環境を土台から支える存在であることは、さまざまな観点から示唆されています。

また、こうした働きが間接的に抜け毛の予防につながる可能性も指摘されています。

薄毛や抜け毛の原因は遺伝やホルモンバランスなど複合的であり、コラーゲンだけで根本的に改善することは難しいとされています。

しかし、コラーゲンが不足しにくい状態を保つことで、頭皮の乾燥や炎症を抑え、すこやかな頭皮環境を維持する助けになる可能性があります。

頭皮環境が整うことで、抜け毛を増やす要因を間接的に抑え、あくまで補助手段として抜け毛予防に寄与する点が、コラーゲンの役割といえるでしょう。

コラーゲンを効率的に摂る方法

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コラーゲンは体内で自然に作られる成分ですが、年齢や生活習慣の影響によって合成量は徐々に低下していきます。そのため、ただコラーゲンを摂取するだけでなく、体内で効率良く活用できる状態を整えることが重要です。

ここでは、コラーゲンを無理なく取り入れるための代表的な方法を解説します。

コラーゲンの合成に必要な栄養素も摂取する

コラーゲンを効率的に摂るためには、コラーゲンそのものだけでなく、合成を助ける栄養素を一緒に摂取することが欠かせません。

特にビタミンCはコラーゲン生成に深く関わる栄養素として知られており、不足すると体内での合成がスムーズに行われにくくなります。

また、タンパク質やビタミンA、鉄分なども、コラーゲンを生成する上で必要不可欠な栄養素であるため、積極的に摂ると良いでしょう。

コラーゲンを多く含む食品には、鶏皮や豚足、すっぽん、フカヒレなどがありますが、これらだけを偏って摂るのではなく、さまざまな食品を組み合わせてバランス良く栄養を摂取することが大切です。

日々の食事全体を整えることで、コラーゲンを体内で活かしやすい状態を作ることにつながります。

コラーゲンの効果を下げるような栄養素を摂り過ぎない

コラーゲンの働きを意識する上では、摂取する栄養素だけでなく、摂り過ぎに注意したい食習慣にも目を向ける必要があります。

揚げ物など脂肪分を多く含む食事が続くと、コラーゲンの合成量が低下すると考えられています。

また、糖分を多く摂取し、高血糖の状態が続くと、体内で余分な糖とコラーゲンが結びつく「糖化」が起こりやすくなります。糖化によって生じるAGEs(終末糖化産物)と呼ばれる物質は、肌のしわやたるみなど老化現象の原因になるとされており、コラーゲンの質を低下させる要因のひとつです。

コラーゲンを意識したケアを行うのであれば、脂質や糖質を過剰に摂りすぎない食生活を心がけることが重要といえます。

サプリメントやドリンクを摂取する

食事だけで十分な量のコラーゲンや関連栄養素を摂取することが難しい場合には、サプリメントやドリンクを活用する方法もあります。忙しい日常の中でも取り入れやすく、不足しがちな成分を補える点がメリットです。

ただし、すでに食事から十分な量を摂取できている状態でサプリメントを併用すると、過剰摂取になるおそれもあるため注意が必要です。

サプリメントやドリンクを選ぶ際には、コラーゲンの原料が何由来なのか、添加物や香料、糖分の有無、アレルギー成分が含まれていないかなどを事前に確認することが大切です。

自分の体調やライフスタイルに合った形で取り入れることが、無理のない継続につながります。

髪に直接塗る

コラーゲンは、体内に取り入れる方法だけでなく、ヘアケアとして髪に直接使用することもできます。

コラーゲン配合のシャンプーやトリートメント、ヘア美容液などを使用することで、毛髪補修成分として髪表面を保護し、うるおいを与える効果が期待できます。

ただし、外側から塗布するコラーゲンは、体内でのコラーゲン生成を直接サポートするものではありません。そのため、あくまで保湿や補修を目的としたケアとして捉えることが大切です。

内側からの栄養摂取と外側からのヘアケアを組み合わせることで、髪のコンディションをより良い状態に保ちやすくなります。

まとめ

コラーゲンは皮膚や骨だけでなく、毛髪を作る環境を整える成分です。直接的な発毛効果は限定的でも、栄養バランスの良い食事や適切なヘアケアを通じて不足を防ぐことで、健やかな髪を保ちやすくなります。内側と外側の両面からコラーゲンを意識したケアを、日々の習慣として取り入れていきましょう。

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