ヘアアイロン前にヘアオイルを使っても大丈夫?ヘアオイルの選び方や使い方も解説

ヘアアイロン前にヘアオイルを使うべきかどうか、迷った経験はありませんか。ツヤを出したい、まとまりを良くしたいと思って使っている一方で、「逆に髪を傷めてしまうのでは?」と不安を感じている方も多いはずです。実際、オイルの種類や使い方を誤ると、熱ダメージを悪化させてしまうこともあります。では、ヘアアイロン前のオイル使用は本当にNGなのでしょうか。今回は、その疑問を解消するために、ヘアオイルとヘアアイロンの関係について詳しく解説します。
目次
ヘアアイロン前にオイルは使ってもいいの?

ヘアオイルは髪を守るもの、というイメージから、ヘアアイロン前にも使ったほうが良いと考えている方もいるかもしれません。
しかし実際には、使用するオイルの種類によって、仕上がりや髪への影響は大きく変わります。
ここでは、一般的なヘアオイルがNGな理由と、ヘアアイロン用オイルなら安心して使える理由について解説します。
一般的なヘアオイルを使うのはNG
結論から言うと、一般的なヘアオイルをヘアアイロン前に使うのはおすすめできません。理由は、熱によるダメージを過剰に引き起こしてしまうおそれがあるためです。
多くのヘアオイルには、オリーブオイルやココナッツオイルなどの植物由来オイルが配合されています。植物由来オイルは200℃前後の高温に弱く、ヘアアイロンの熱が直接加わることで煙が出たり、ジュッという音が発生したりすることがあります。
このような状態では髪の表面や内部に含まれる水分や油分が急激に加熱され、瞬間的に膨張します。その結果、キューティクルが傷つきやすくなり、パサつきや切れ毛などの深刻なヘアダメージにつながってしまいます。
ヘアアイロン用オイルならOK
ヘアアイロン用オイルであれば、アイロン前に使用しても問題ありません。ヘアアイロン用オイルは高温下でも安定しやすい成分で作られており、熱ダメージと物理的ダメージの両方から毛髪を保護してくれます。
オイルの適度な粘性によって毛髪同士がまとまり、ハネやうねりが整うため、アイロンで巻き込みやすくなります。また、アイロンから髪を外す際の引っかかりも軽減され、摩擦によるダメージ予防にもつながります。
ヘアアイロンが髪に与える影響

ヘアアイロンの最大の影響は、熱ダメージによって髪表面のキューティクルがはがれてしまうことです。
一般的にストレートアイロンは約120~220℃、カールアイロンは100~180℃と高温で使用されることが多く、髪が本来耐えられる温度を大きく上回っています。
髪はタンパク質で構成されており、60℃前後から変性が始まると言われています。100℃を超えると内部のタンパク質が凝縮して空洞が生じ、水分保持力が低下しパサつきの原因になります。
さらに180℃を超える高温では、タンパク変性が進行し、断毛や縮毛など元に戻りにくい深刻なダメージにつながる可能性があります。
また、濡れた髪と乾いた髪では熱の伝わり方が異なり、一般的に濡れた髪は約60℃、乾いた髪でも約130℃がタンパク変性のボーダーラインとされています。そのため、ヘアアイロンの使い方次第で、髪への負担は大きく変わるのです。
さらに、高温のヘアアイロンを繰り返し使用すると毛髪の強度が低下しやすくなりますが、ヘアアイロン用オイルを使うことでその低下を抑制し、髪の健康を守りながらスタイリングができます。
ヘアアイロン前に使えるヘアオイルの選び方

ここでは、ヘアアイロン前に安心して使えるヘアオイルの選び方を3つのポイントに分けて解説します。
ヘアアイロン用オイルを選ぶ
ヘアアイロン前にオイルを使う場合は、必ずヘアアイロン用オイルを選ぶことが重要です。前述の通り、一般的なスタイリング用オイルは熱に弱く、アイロン前の使用には適していません。
一方、ヘアアイロン用オイルは、熱から髪を守ることを前提に処方されています。高温下でも安定しやすい成分が配合されており、ストレートアイロンやカールアイロンによる熱ダメージを抑える効果が期待できます。
パッケージや説明文に「ヒートプロテクト処方」「ヒートプロテクト成分配合」などの記載があるオイルは、ヘアアロン前に使えることがあります。
配合成分で選ぶ
ヘアアイロン前に使うヘアオイルを選ぶ際は、配合成分に注目するのも重要なポイントです。特に、γ-ドコサラクトンやメドウフォーム-δ-ラクトンは、熱に反応して毛髪のダメージ部分を補修・保護する特性を持っており、アイロン施術との相性が良い成分として知られています。
さらに、加水分解シルク由来の熱防御ポリマーなどが配合されているものも、アイロンの熱から髪を守りたい方に適しています。
髪質や仕上がりで選ぶ
ヘアオイルは、自分の髪質や理想の仕上がりに合わせて選ぶことも大切です。サラサラとした指通りの良い仕上がりを目指す場合は、軽いテクスチャーのライトタイプが向いています。一方で、広がりやすい髪やしっとりとまとまりを出したい方には、重めでコクのあるしっとりタイプがおすすめです。
また、ヘアアイロン前に使えるアイテムはオイル以外にも、ヘアミストやヘアミルクなどがあり、テクスチャーや相性の良い髪質がそれぞれ異なります。
ヘアアイロン前のケアとして、自分に合ったタイプを選ぶことで、仕上がりとダメージケアの両立がしやすくなります。
ヘアアイロン前のヘアオイルの使い方
ヘアアイロン前にヘアオイルを正しく使うことで、スタイリングの仕上がりを高めながら、髪へのダメージを抑えられます。
ここでは、ヘアアイロン前に実践したい基本的なヘアオイルの使い方を3ステップで紹介します。
1.濡れた髪をドライヤーで乾かす
ヘアアイロンを使う前には必ず髪を乾かすことが重要です。濡れた状態の髪にヘアアイロンを当てると、髪内部の水分が一気に高温になり、急激な熱変化によってキューティクルが傷つく原因になります。
ドライヤーを使う際は、髪から10~20cmほど距離を取り、根元から毛先に向かって丁寧に乾かします。完全に乾かしておくことで、熱ダメージのリスクを大きく減らすことができます。
2.ヘアアイロン前にヘアアイロン用オイルを髪に塗る
ヘアアイロン用オイルを使う際は適量を手に取り、指先や指の間までしっかりと広げてから、毛先、中間、表面の順で髪になじませるのがポイントです。
ヘアアイロン用オイルを塗布することで、髪表面をコーティングし、アイロンの熱から毛髪を保護してくれます。ただし、つけすぎるとベタつきや仕上がりの悪化につながるため、量には注意が必要です。
3.ヘアアイロンでスタイリングをする
ヘアアイロンは150℃前後を目安に設定し、同じ部分に長時間熱を当て続けないようにします。スムーズに動かすことで、余分な熱ダメージを防ぐことができます。
スタイリング後、仕上げとして少量のヘアオイルを使うのもおすすめです。ツヤ感やまとまりが出て、より完成度の高いスタイルに仕上がります。
まとめ
ヘアアイロン前に一般的なヘアオイルを使うのはNGですが、ヘアアイロン用のオイルであれば、熱や摩擦から髪を守りながら仕上がりを高めることができます。成分や髪質に合ったアイテムを選び、乾いた髪に適量をなじませることが重要です。正しい知識とケアで、ダメージを抑えつつヘアアイロンを上手に活用していきましょう。












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