洗い流さないトリートメントの正しい使い方を紹介!効果を最大限引き出すコツも解説

乾燥やうねりを抑え、髪を健やかに保つのに役立つ洗い流さないトリートメントですが、何となく使っているという方も多いのではないでしょうか。洗い流さないトリートメントの効果を最大限引き出すには、正しい方法で使用することが大切です。
そこで今回は、洗い流さないトリートメントの正しい使い方や使用時の注意点、効果を最大限に引き出すコツなどについて解説します。
目次
洗い流さないトリートメントの正しい使い方

洗い流さないトリートメントは、朝のスタイリング前に使うときと、夜の入浴後に使うときで使い方が異なります。まずは朝・夜それぞれのタイミングの正しい使い方を解説します。
朝の場合
朝のスタイリング前に洗い流さないトリートメントを使うときの、基本の手順は下記の通りです。
1.ヘアミストで髪を濡らす
まずはクセやうねりが気になる部分をメインに、ヘアミストで髪を濡らしましょう。全体的に寝ぐせがついている場合は、先に水で髪を根元から濡らします。そしてタオルで水分を拭き取ってから、全体にヘアミストを吹きかけましょう。
2.ドライヤーで乾かす
続いてドライヤーで髪を乾かしてブローしましょう。最初に髪の根元を乾かし、中間、毛先の順で乾かしていきます。
8割くらい乾いたら風量を弱め、ヘアブラシでブローしながら乾かすとキレイに仕上がります。髪が完全に乾いたら冷風を当てて、キューティクルを引き締めましょう。
3.ヘアセットをする
ヘアアイロンやコテなどを使ったヘアセットは、髪を乾かした後に行います。温度が高すぎると髪に負担がかかるので、温度設定は140~160℃程度にしておきましょう。また、長時間熱を加えるのも髪に良くないので、できるだけ短時間で済ませることも重要です。
4.洗い流さないトリートメントを手にとる
ヘアセットが終わったら洗い流さないトリートメントを手にとりましょう。手のひら全体に広げてこすり合わせ、体温で温めると伸ばしやすくなります。手ぐしでムラなくつけるために、指の間まで広げておきましょう。
5.洗い流さないトリートメントを髪に塗布する
洗い流さないトリートメントを温めたら、毛先を中心に塗布しましょう。しっかりと中間から毛先に向かって指を通して最後にさらに毛先に揉み込みます。
洗い流さないトリートメントはセット力がないので、必要に応じてバームやスプレーなどを併用しましょう。
夜の場合
夜の入浴後に洗い流さないトリートメントを使う場合の、基本の手順は下記の通りです。
1.髪を洗いタオルドライする
髪を洗ったら、まずはタオルでしっかりと水分を拭き取りましょう。ロングヘアの場合は、ゴシゴシと拭くと髪が絡まってしまいます。タオルで髪を挟んで軽く叩き、水分を吸い取りましょう。
2.洗い流さないトリートメントを手にとり髪に塗布する
続いて、洗い流さないトリートメントを手にとり、手のひらに広げて温めます。指の間まで広げたら、中間・毛先を中心に髪に塗布しましょう。
3.目の粗いコームやブラシで髪をとかす
洗い流さないトリートメントを髪に塗布したら、目の粗いコームやブラシで髪をとかしましょう。この作業によって髪に洗い流さないトリートメントがなじみ、べたつきが軽減できます。
4.ドライヤーで乾かす
洗い流さないトリートメントを髪になじませたら、ドライヤーで乾かしましょう。朝のスタイリングのときと同じく最初に髪の根元を乾かし、中間、毛先の順で乾かしていきます。
8割くらい乾いたら風量を弱めてブローし、髪が完全に乾いたら冷風を当ててキューティクルを引き締めましょう。
5.洗い流さないトリートメントを付け足す
髪を乾かした後に乾燥が気になったら、洗い流さないトリートメントをつけ足してもOKです。このときも毛先を中心に塗布するようにしましょう。また、量が多いとべたつく原因になるので、少しずつ調節しながらつけ足すことが大切です。
洗い流さないトリートメントを使用する際の注意点

洗い流さないトリートメントの使い方を誤ると、髪がべたついたり頭皮トラブルが起きたりする場合があります。特に注意すべき点を2つ紹介しますので、洗い流さないトリートメントの使い方に問題がないかどうか見直してみましょう。
髪の根元につけない
洗い流さないトリートメントを髪の根元につけると、髪が重たくなってトップにボリュームが出なくなります。
さらにうっかり頭皮につけてしまうと、油分過多になって毛穴が詰まったり、かゆみなどの頭皮トラブルが起こったりして髪の健康が損なわれる場合があります。
洗い流さないトリートメントをつけるのは毛先から中間部分くらいまでにして、根元にはつけないようにしましょう。
つけすぎに気をつける
洗い流さないトリートメントは、たくさんつければ効果が高まるものではありません。むしろ、つけすぎると髪がべたついたり重くなったりして、スタイリングがうまくいかなくなる可能性があります。
髪のクセや乾燥が気になっても製品に書かれている髪の長さ別の適量を守り、つけすぎないようにすることが重要です。適量がよくわからない場合は初めに少しだけつけ、足りないと思ったときだけつけ足しましょう。
洗い流さないトリートメントの効果を最大限に引き出すコツ

洗い流さないトリートメントの効果を十分に引き出すには、ほかにも押さえておきたいポイントがあります。特にここで紹介する2つのコツは、しっかりと覚えておきましょう。
髪質に合うタイプを使う
洗い流さないトリートメントにはいくつか種類があり、タイプによって適した髪質が異なります。
髪質に合わない製品を使用すると、パサつきが改善しない、髪がべたつくなどの問題が出る場合があるので、自分の髪質に合うものを選びましょう。
ミルクタイプ
軽やかなテクスチャーでサラサラに仕上げたいときにおすすめです。水分・油分のバランスが良く、髪の水分量を整えるのに役立ちます。
【向いている髪質】
- 細く柔らかい髪
- 乾燥毛
クリームタイプ
油分が多めでこってりとしたテクスチャーが特徴です。髪をコーティングして広がりを抑えるため、まとまりの良い髪を目指しているときに向いています。
【向いている髪質】
- 硬く広がりやすい髪
- くせ毛
- ダメージヘア
オイルタイプ
洗い流さないトリートメントのなかでもメジャーなタイプです。油分が多いため、髪のダメージが原因の乾燥を改善したいときや、髪にツヤを出したいときにおすすめです。
【向いている髪質】
- 広がりやすく扱いづらい髪
- ダメージヘア
ミストタイプ
スプレータイプで手軽に使えるのが特徴です。髪が重くなりにくいので、サラサラな仕上がりを目指している方にぴったりです。
【向いている髪質】
- ボリュームが出にくい髪
- オイルを使うとベタつく髪
目的に合わせた使い方をする
先述の通り、朝のスタイリング時と夜の入浴後では洗い流さないトリートメントの役割が異なります。
【朝のスタイリング時】
- 乾燥や紫外線から髪をガードする
- ヘアスタイルが崩れるのを防止する
【夜の入浴後】
- ドライヤーの熱から髪をガードする
- 髪のうるおいを維持する
- 髪が受けたダメージを補修する
- 摩擦がおきにくくクセを低減
洗い流さないトリートメントの効果を最大限に引き出すには、目的を意識してトリートメントを選び、正しく使うことが大切です。
まとめ
洗い流さないトリートメントは、正しく使わないと効果を引き出し切れないどころか、髪のべたつきや頭皮トラブルにつながる場合があります。
今回紹介した内容を参考に、正しく使って髪の健やかさを高めましょう。