髪と頭皮の基礎理論ケミカル講座vol.22 パッチテストの手順

ヘアカラーリングの2日前(48時間前)には、次の手順に従って毎回必ず皮膚試験(パッチテスト)を行ってください。パッチテストは染毛剤にかぶれる体質か否かを調べるテストです。過去に異常がなく何度も染毛していた方でも、体質の変化でかぶれる場合もありますので、毎回必ず行ってください。

準備するもの

1剤と2剤を混合する小皿(染毛剤によっては、専用の容器があります。)、脱脂綿、綿棒、実際に使う予定のヘアカラーの1剤と2剤

準備するもの

パッチテストの手順

  • 1剤と2剤を指定された割合で取り出します
    1剤と2剤を指定された割合で取り出します(アイテムによって混合の割合が異なりますからご注意ください)。
  • 取り出した1剤と2剤を、新しい綿棒で混ぜ合わせテスト液をつくります
    取り出した1剤と2剤を、新しい綿棒で混ぜ合わせテスト液をつくります。
  • テスト液を綿棒にとり、腕の内側に10円硬貨大に薄く塗って自然乾燥させます。
    テスト液を綿棒にとり、腕の内側に10円硬貨大に薄く塗って自然乾燥させます。 ※テスト液は乾くまで衣服につかないように注意しましょう。30分くらい放置しても乾かない場合は液のつけすぎです。余分な液を、こすらないようにして脱脂綿やティッシュペーパーで軽くふきとってください。
  • そのまま触れずに48時間放置します。
    そのまま触れずに48時間放置します(時間厳守!)。テスト部位の観察はテスト液塗布後約30分後と48時間後の2回、行ってください。そのとき、塗布部に発疹、発赤、かゆみ、水泡、刺激など皮膚の異常があった場合には、手などでこすらないで、すぐに洗い落とし染毛はしないでください(48時間以前でも、同じような異常があったときは同様)。
  • 48時間以内に異常がないことを確認したら、すぐにカラーリングします。
    48時間以内に異常がないことを確認したら、すぐにカラーリングします。