髪と頭皮の基礎理論ケミカル講座 vol.21 安全なカラーリングを提供するために

酸化染毛剤のアレルギーの特性を知ろう

酸化染毛剤は、染毛料等の他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすいことが報告されています。人によっては、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障を来たすほど重篤化する場合もあるので注意が必要です。

これまでに酸化染毛剤で異常を感じたことのない人であっても、継続的に酸化染毛剤で毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になる可能性があり、一度アレルギー体質になってしまうと一旦症状が治まっても、再度使用するとアレルギーが発症し、次第に症状が重くなり全身症状を呈することもあります。

使用上の注意事項を守りましょう

事前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を実施したり、カラーリング中にお客様が異常を感じた場合には施術を中止したりする等、リスクを回避するための行動を促すことが重要です。お客様の立場に立って安心安全なカラーリングを提供しましょう。

カラーリング時の注意
  • 今までにかぶれたことのある方は、絶対に使用しないでください。
  • 商品の使用上の注意を遵守しましょう。
  • 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を実施しましょう。
  • 酸化染毛剤を使用して、お客様がかゆみ・赤み・強い刺激等の異常を感じた場合は、使用を中止し医療機関を受診してもらうなど適切な対応をとりましょう。
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の注意

皮膚アレルギー試験(パッチテスト)は、テスト液を塗った後からおよそ30分後及び48時間後の観察が必要です。
※アレルギー性接触皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れることがあるため、48時間後の観察も必要となります。
※感作を促したり過度のアレルギー反応を引き起こしたりするおそれがあるため、テスト液を塗った部分を絆創膏等で覆わないでください。

パッチテストについては、「パッチテストの手順」または、「日本ヘアカラー工業会」のWEBサイト内「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)について」でもご確認いただけます。