ヘアカラーの「ハイライト」とは?メリットやおすすめの色を紹介

ヘアカラーの「ハイライト」とは?メリットやおすすめの色を紹介の写真

ヘアカラーの種類のひとつに「ハイライト」があります。よく目にするので気になってはいるものの、どのようなヘアカラーなのかわからない、という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ヘアカラーのハイライトの特徴やメリット、流行りのハイライトヘアスタイルを紹介します。

今回ご協力いただいた美容師

朝長 祐介

朝長 祐介

L'wis hair salon【ルイスヘアサロン】
オーナー

1987年4月19日生まれ。福岡出身。渋谷にあるRISELのRISELark店長&カラーディレクターを経て、2018年、渋谷にL'wis(ルイス)をOpen。
RISEL時代はトップクラスの指名売上を記録。現L'wis(ルイス)でも得意のブリーチ、カラー、お客様の雰囲気や骨格等に似合わせた小顔カット&ショートカット&ボブを中心に、芸能人やアーティストを含むたくさんのお客様から支持をいただいています。

https://lwishair.com/

ハイライトカラーとは

ハイライトカラーとは、ベースの髪色よりも明るい色を筋状にポイントで入れる、ヘアカラー技術のひとつです。

ベース部分とハイライト部分の陰影によって立体感が出て、軽やかに見えるのが特徴です。また、暗めの髪色に透明感を出す際にもおすすめです。

ちなみにハイライトと混同されやすいものとして、「バレイヤージュ」があります。バレイヤージュとは、髪全体をほうきで掃くようなイメージで、ハケを用いてざっくりと明るい色を入れる方法です。

毛先に行くほど明るくなるグラデーションの要素もあるのが特徴で、髪の根元から毛先まで、同じ明るさの色を筋状に入れるハイライトとは異なります。

ハイライトカラーをオーダーするメリット

髪にハイライトを入れるメリットとして、主に3つあげられます。

立体感のあるスタイルになる

ハイライトを入れると、ベースの暗めな色とハイライトの明るめな色の差によって立体感のあるヘアスタイルが作れます。

髪に動きが出てふんわり感も出るので、猫っ毛で髪にボリュームが出にくい方にもおすすめです。デザイン性が高く、おしゃれな雰囲気を演出できるというメリットもあります。

髪色の表現幅が広がる

髪全体を同じ色で染めるワンメイクカラーと比較して、髪色の幅が広がるのもハイライトのメリットです。

ヘアカラーの際には、薬剤でメラニンを分解して色を入れます。しかし、日本人によく見られる黒髪はメラニンの総量が多いため分解しきれず、赤みが残って茶色っぽい色になりがちです。

ハイライトの場合は、先にブリーチしてから色を入れるのが基本なので、赤みを抑えたキレイな仕上がりを目指せます。自然なブラウンベージュや透明感のあるくすみカラー、赤紫系のカラーなども表現可能です。

また、部分的にブリーチするため、フルブリーチよりも髪への負担を軽減しつつ、おしゃれなヘアスタイルが作れます。

ちなみにハイライトはブリーチなしでも入れられますが、ブリーチありと比べると発色が控えめになる点に注意が必要です。

白髪ぼかしの効果もある

派手なイメージのあるハイライトですが、実は大人の女性が白髪ぼかし目的で取り入れるケースも増えています

「白髪を隠すなら白髪染めをすれば良いのでは?」と思うかもしれません。しかし、白髪染めは2週間ほど経過すると、白髪染めした部分と新たに出てきた白髪の差が明確になってきます。特に髪の根元の白髪は目立ちやすいため、気になる方が多いでしょう。

ハイライトを入れれば、白髪染め部分と新たに生えた白髪の境目を中間色のハイライトでぼやかせるので、白髪が目立ちにくくなります

ハイライトカラーをオーダーする際のコツ

ハイライトで理想的なデザインを作るには、イメージを正確に伝えることが大切です。まずは、ベースの色とハイライトの色をどうするかを決めましょう

次に、ハイライトの太さと量を伝えます。ハイライトの太さや量でかなり印象が変わるので、説明するのが難しければ参考画像を見せるのがおすすめです。

また、ブリーチあり・なしのどちらにしたほうが良いか、美容師に相談してみましょう。透明感や明るさを求める場合は、ブリーチありのほうがイメージを再現しやすくなります。

ただし、ブリーチありだと色が落ちやすかったり、髪が傷みやすくなったりするため、こまめなお手入れが欠かせません。

ブリーチなしは、ブリーチありのハイライトカラーより色もちが良く、髪が傷みにくいのがメリットです。しかし、ブリーチありと比べると発色が劣るので、ハイライトが目立ちにくくなる可能性があります。

流行りのハイライトヘアスタイルを紹介

ここでは、トレンドのおすすめハイライトカラーを、髪の長さ別に紹介します。

ボブ×バレイヤージュ

ボブ×バレイヤージュの画像
スタイル提供:朝長 祐介[L’wis hair salon【ルイスヘアサロン】]

ボブスタイルには、毛先に向かうほど明るさがアップするバレイヤージュ風のハイライトがおすすめです。メリハリのあるデザインにすれば、他とは違う存在感のあるヘアスタイルが作れます。

朝長祐介さんの画像

朝長 根元のブリーチなしのハイカラーです。根元以外の部分に赤みを消したグレー×アッシュカラーを入れて明度差をつけ、ナチュラルなバレイヤージュっぽくなるようにハイライトを入れています。毛先に行くほどフルブリーチしているように見えるのが特徴です。根本をブリーチすれば、さらにグレー×アッシュ感の強い仕上がりになります。

ミディアムショート×ハイライトカラー

ミディアムショート×ハイライトカラーの画像
スタイル提供:朝長 祐介[L’wis hair salon【ルイスヘアサロン】]

ミディアムショートの髪に赤みを抑えた太目のハイカラーを入れ、はっきりとしたコントラストをつけたヘアスタイルです。しっかりとハイライトを見せたい方に向いています

朝長祐介さんの画像

朝長 アンブレラ状に入れたハイライトが印象的なヘアスタイルです!ミディアムレングスより短い場合は、このような入れ方でもハイライトのコントラストをつけられます。特にサイドは少しハイライト部分を動かすだけで、色の違いがはっきりわかるのがポイントです。

ミディアム×グレージュ

ミディアム×グレージュの画像
スタイル提供:朝長 祐介[L’wis hair salon【ルイスヘアサロン】]

ミディアムヘアにおすすめなのは、グレージュのハイライトです。グレージュの透明感とベージュのやわらかさを兼ね備えており、赤みが強くギラついた印象を抑えられます。

グレーが強すぎると顔色が悪く見えがちですが、グレージュであれば肌なじみの良いベージュが混じっているので、肌のくすみ感が出にくいのも魅力です。

朝長祐介さんの画像

朝長 レイヤーカットとハイライトで、より立体的な動きを演出しています。顔周りやサイドにしっかりめにハイライトを入れて、目立つようにしているのもポイントです。

ロングヘア×ベージュ系ハイライトカラー

ロングヘア×ベージュ系ハイライトカラーの画像
スタイル提供:朝長 祐介[L’wis hair salon【ルイスヘアサロン】]

ロングヘアには肌なじみの良いベージュ系のハイライトが向いています。黄色みが多いので色落ち後も赤っぽくなりにくく、イエベ肌のトーンアップ効果が期待できるのも特徴です。

朝長祐介さんの画像

朝長 ラインをしっかり出したコントラスト・ハイライトカラーです。細かいハイライトと太めのハイライトをミックスすることで、後ろから見てもサイドから見ても立体的な動きが出るようにしています。髪を巻くと、さらに髪に動きを出せますよ。

今回ご協力いただいた美容師

朝長祐介さんの画像

朝長 祐介(トモナガ ユウスケ)

L’wis hair salon【ルイスヘアサロン】
オーナー

1987年4月19日生まれ。福岡出身。渋谷にあるRISELのRISELark店長&カラーディレクターを経て、2018年、渋谷にL’wis(ルイス)をOpen。
RISEL時代はトップクラスの指名売上を記録。現L’wis(ルイス)でも得意のブリーチ、カラー、お客様の雰囲気や骨格等に似合わせた小顔カット&ショートカット&ボブを中心に、芸能人やアーティストを含むたくさんのお客様から支持をいただいています。

まとめ

髪にポイントで明るい色を入れるハイライトは、立体感やボリュームを出せるヘアカラーです。デザイン性が高くおしゃれに見えるメリットもあるので、ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。

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