ヘアカラーが色落ちする原因は?きれいに長持ちさせる方法を紹介

ヘアカラーをした後に、すぐに色落ちしてしまったらガッカリしてしまいますよね。できるだけきれいな色をキープしたいところですが、どうすれば良いのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、ヘアカラーが色落ちする原因や、きれいな状態で長持ちさせる方法などについて解説します。
目次
ヘアカラーの色落ちの原因

まず、ヘアカラーが色落ちする主な原因を4つ紹介します。
ダメージ
ヘアカラーが色落ちする主な原因のひとつが髪のダメージです。ヘアカラーをするときは、薬剤で髪表面のキューティクルを開き、その隙間に染料を入れていきます。
しかし、ダメージを受けた髪の場合、キューティクルを閉じる力が弱まっているため、はため、キューティクルの隙間から染料が抜けて色落ちしていきます。ダメージが大きければ、その分染料が抜けやすくなるので、すぐに色落ちしてしまいます。
シャンプー
シャンプーもヘアカラーが色落ちする原因です。染料の浸透量が多くなるほど、定着しきれない染料も出てくるため、シャンプーで色落ちしてしまうことがあります。
また、洗浄力が強いシャンプーを使用したり、40℃以上のお湯でシャンプーを洗い流したりすると、色落ちが進行してしまいます。
ヘアアイロン
ヘアカラーは熱に弱いため、ヘアアイロンやコテの使用が原因で色落ちする場合もあります。ヘアアイロンやコテの温度設定の目安は150℃前後です。150℃以上の温度で使っている方は、温度設定を見直してみましょう。
紫外線
紫外線もヘアカラーの色落ちを促進させます。髪が紫外線にさらされると、キューティクルが傷ついて髪内部までダメージを受けてしまうためです。髪がダメージを受けると、そこから染料が流出するため、ヘアカラーが色落ちしやすくなります。
メラニンは紫外線を吸収し、髪を守る役割を担っています。しかし、過度に紫外線を浴びると、紫外線によって分解されてしまいます。メラニンが分解された髪は色が薄くなるので、通常よりも赤茶けた髪が増えたときは注意が必要です。
どれくらいで色落ちする?

ヘアカラーが色落ちするまでの期間は、色の明るさによって大きく異なります。暗めで濃い色の場合、1~2か月ほどもつでしょう。
しかし、明るめの髪やブリーチありのハイトーンカラーなどは、2~3週間程度しかもたないのが一般的です。
何度もブリーチしているなどで髪のダメージが激しい場合は、3日ほどで色落ちすることもあります。髪内部の空洞化(ダメージホール)が原因の場合が多いです。
髪内部が空洞化しているとムラ染まりや色の定着が弱く、染料の流出が早まってしまいます。
色落ちせず長持ちさせる方法

ここでは、ヘアカラーの色落ちを防いで長持ちさせる方法を紹介します。
正しいシャンプーの洗い方を意識する
ヘアカラーを長持ちさせたいなら、正しいシャンプーの方法を守りましょう。例えば、ヘアカラーをしてから48時間以内にシャンプーすると、色落ちしやすくなります。
できれば48時間待ってからシャンプーするのがおすすめです。2日間頭を洗わないのはつらいという場合は、ぬるま湯のみで洗うと良いでしょう。
また、髪色に合わせたカラーシャンプーを使うのも効果的です。カラーシャンプーとは、染料が入ったシャンプーです。
染料を補給してカラーを長く楽しめます。
シャンプーをするときにゴシゴシと強く擦ると髪がダメージを受けてしまうので、そっとやさしく洗いましょう。
アウトバストリートメントを使う
ヘアカラーをした後の髪は乾燥しやすく、ダメージを受けやすい状態です。髪を洗ってタオルで拭いたら、アウトバストリートメントを使ってお手入れしましょう。
ドライヤーで髪を乾かす前にアウトバストリートメントを使うと、熱によるダメージを受けにくくなるだけでなく、染料やタンパク質の流出も防げます。
ドライヤーでしっかり乾かす
髪表面のキューティクルは、濡れると開く性質があります。そのまま放置すると染料が抜けていってしまうので、髪を洗ったらできるだけ早く乾かしましょう。ドライヤーの熱も髪に負担をかけるので、髪から10cmほど離して使ってください。
ヘアアイロン・コテは適温で使う
ヘアアイロンやコテを使う方は、温度を上げすぎないよう心がけましょう。高温でヘアアイロンやコテを使うと髪がダメージを受けて、ヘアカラーが色落ちしやすくなります。140~160℃くらいに設定し、低温でスタイリングすれば色落ち防止に役立ちます。
紫外線対策をする
先述の通り、紫外線も髪に負担をかけてヘアカラーの色落ちを促進するため、髪の紫外線対策を徹底しましょう。日傘をさしたり帽子を被ったりして、髪に当たる紫外線量を減らします。髪用の日焼け止めスプレーであれば、手軽に使えて便利です。
きれいに色落ちする色は?
ヘアカラーによっては、色落ちした後も美しい色が楽しめます。ここではきれいに色落ちする色を紹介しますので、ヘアカラーを長く楽しみたい方は参考にしてみてください。
暗めのカラーの場合
暗めの髪色が好みの方は、ブルー系やラベンダー系がおすすめです。ブルー系は色落ちすると、グレージュに近づいていきます。
ラベンダー系はブリーチありの場合はミルクティーのようなベージュに、ブリーチなしの場合はブロンドに変化します。
明るめのカラーの場合
明るめの髪色にしたい場合は、ブラウンや赤・オレンジ系、ベージュ系などがおすすめです。ブラウン系はブリーチありならブリーチ後の髪色に、ブリーチなしなら赤みや黄色みを感じる色に変化します。
赤・オレンジ系は、ブリーチありならオレンジ系ベージュに、ブリーチなしなら暖色系の温かみあるブラウンに代わるのを楽しめます。ベージュ系に染めた場合は、黄色っぽいブロンドになるでしょう。
まとめ
ヘアカラーが色落ちするのは、髪のダメージやシャンプー、紫外線などが主な原因です。できるだけきれいな色を維持したいなら、シャンプーの仕方を見直したりアウトバストリートメントを使ったりしてみましょう。
また、きれいに色落ちする色を選ぶのもおすすめです。ブルー系やブラウン系など、好みに合う色を探してみましょう。