スカルプシャンプーの効果とは?期待できる効果や選び方も紹介

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頭皮ケアを意識している方の中で、「スカルプシャンプー」が気になる方は多いでしょう。しかし、普通のシャンプーとの違いがわからず、使用をためらっている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、スカルプシャンプーの特徴や選び方などについて解説します。

スカルプシャンプーとは

髪を洗っている画像

スカルプシャンプーとは、「Scalp=頭皮」が名称に入っていることからわかる通り、頭皮ケアに特化したシャンプーのことです。

まずはスカルプシャンプーと一般的なシャンプーの違いや、スカルプシャンプーに期待できる効果を紹介します。

一般的なシャンプーとの違い

一般的なシャンプーは、頭皮や髪の汚れを落として清潔に保つことを目的としています。特に髪の仕上がりや香りを重視しており、頭皮ケアを目的としたアイテムではありません。

対して、スカルプシャンプーは頭皮ケアに重点を置いた処方になっており、保湿などに配慮され、頭皮環境を健やかに保つことを目的としています。

スカルプシャンプーで期待できる効果

「薬用=医薬部外品」のシャンプーを選ぶことをお勧めします。
スカルプシャンプーには、次のような効果が期待できます。

  • 毛穴の汚れを取り除き、肌を清潔に保つ
  • 皮脂によるベタつきや乾燥を防ぐ
  • フケやかゆみを抑える
  • 頭皮のニオイを軽減する
  • 保湿・肌荒れを防ぎ、髪の成長をサポートする
  • 健やかな髪を保つための土台作り など

スカルプシャンプーに含まれる成分

シャンプーボトルとタオルの画像

スカルプシャンプーは、配合されている成分によって「医薬部外品」と「化粧品」に分類されます。医薬部外品とは、厚生労働省が認可した効果・効能を有する成分が一定濃度配合された、予防・衛生を目的とした製品のことです。

ここでは、スカルプシャンプーに含まれる主な成分や、医薬部外品のスカルプシャンプーに含まれる成分などについて解説します。

洗浄成分

スカルプシャンプーの洗浄力を左右するのは界面活性剤です。界面活性剤は主に次の3種類に分類され、それぞれ特徴が異なります。

系統特徴成分の例
アミノ酸系・低刺激で保湿性がある
・洗浄力がやさしく、敏感肌や乾燥肌の方におすすめ
ココイルグルタミン酸Na
高級アルコール系・泡立ちが良い
・洗浄力が高く刺激が強め
ラウレス硫酸Na
石けん系・天然由来の成分
・洗浄力が高く脂性肌向き
・髪がきしむことがある
石ケン素地

スカルプシャンプーにどの洗浄成分が配合されているかをチェックし、自分の頭皮状態に合うものを選ぶことが重要です。

医薬部外品に含まれる成分

医薬部外品のスカルプシャンプーには、以下のような成分が配合されています。

悩み有効成分効果・効能
フケ・かゆみ・ピロクトン オラミン
・サリチル酸 など
フケ・かゆみを抑制する
肌荒れ・グリチルリチン酸ジカリウム
・アラントイン など
肌荒れを予防する
ニオイ・ピロクトン オラミン
・ミコナゾール硝酸塩 など
ニオイの原因である菌の増殖や皮脂の酸化を防ぐ

成分によって期待できる効果・効能が異なるため、頭皮の悩みに合う成分が配合されているものを選びましょう。

保湿成分

頭皮の乾燥が気になる場合は、保湿成分配合のスカルプシャンプーを選ぶのがおすすめです。乾燥に配慮した処方で、頭皮を健やかに保つことが期待されます。シャンプー選びの際は、商品の特徴や成分表示を確認してみましょう。

清涼成分

爽快な洗い上がりを好む方は、清涼成分が配合されたスカルプシャンプーを選ぶと良いでしょう。スカルプシャンプーに使用される清涼成分として、次のようなものがあります。

  • メントール
  • ハッカ油 など

上記の成分は爽快感を得られますが、敏感肌の方は刺激を感じる場合があるので注意しましょう。

自分に合ったスカルプシャンプーの選び方

スカルプシャンプーにはさまざまな種類があり、頭皮や髪の悩み、使用感の好みによって選ぶべき製品が異なります。ここでは、自分に合ったスカルプシャンプーを選ぶためのポイントを紹介します。

頭皮タイプを見極めるポイント

自分に合うスカルプシャンプーを選ぶには、まず自分の頭皮タイプを知ることが大切です。頭皮タイプは肌の状態によって、主に以下の4タイプに分類されます。

タイプ特徴
健康肌・皮脂と水分のバランスが取れている
・青白く透明感がある
・キメが整っている
乾燥肌・皮脂の分泌量が少ない
・乾燥しやすくカサつきやすい
・刺激を感じやすかったり乾いたフケが出たりする
脂性肌・皮脂の分泌量が多い
・すぐにベタつく
・脂っぽいニオイを感じたりオイリーなフケが出たりする
混合肌・乾燥しているところとベタついているところがある
・乾燥肌と脂性肌、どちらの頭皮トラブルも起こることがある

自分の頭皮を観察して、どのタイプに当てはまるかを考えてみましょう。

頭皮タイプ別に合うシャンプーの選び方

自分の頭皮タイプがわかったら、該当するタイプに合うスカルプシャンプーを選びましょう。特に乾燥・敏感肌や脂性肌、混合肌の方は、頭皮トラブルを防ぐためにも自分の頭皮タイプに合うシャンプーを選ぶことが重要です。

乾燥・敏感肌

乾燥・敏感肌の方は、ヒアルロン酸やグリチルリチン酸ジカリウムが配合された「アミノ酸系洗浄成分+保湿」のスカルプシャンプーを選ぶのがおすすめです。

▼おすすめ製品 

デミドゥ スカルプシャンプー タイプ DS

DEMI DOの商品画像

【医薬部外品】販売名:スカルプシャンプー NS6

有効成分配合でトラブルを感じにくい地肌に整えます。
コラーゲンタンパク由来の洗浄成分※で刺激を感じる乾燥肌を高い保湿力でしっとり洗いあげます。

※ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム液

脂性肌

脂性肌の方は、石けん系や高級アルコール系の洗浄成分配合で、しっかりと頭皮を洗い上げるスカルプシャンプーが向いています。ただし、必要な皮脂は残す必要があるので、オイルコントロール成分が配合されているかもチェックしましょう。

▼おすすめ製品

デミドゥ スカルプシャンプー タイプ OS

DEMI DOの商品画像

【医薬部外品】 販売名 : スカルプシャンプー NS7

女性向け
有効成分配合でニオイ、フケ、かゆみを防ぎます。
起泡力が高い糖由来のノニオン活性剤※で皮脂量が多い脂性肌をさっぱりと洗いあげます。

※アルキル (8~16)グルコシド

デミドゥ スカルプシャンプー メン タイプ OS

DEMIDOMENシャンプーOSの画像

【医薬部外品】 販売名 : スカルプシャンプー NS9

男性向け
有効成分配合でニオイ・フケ・かゆみを防ぎます。
起泡力が高い糖由来のノニオン活性剤※で皮脂量が多い脂性肌をさっぱりと洗いあげ、ハリコシを与えます。

※アルキル (8~16)グルコシド

皮脂をしっかりと洗い流す、脂性肌タイプの方向けのスカルプシャンプーです。ニオイ・フケ・かゆみを予防する成分も配合されており、頭皮環境を整えるのに役立ちます。

混合肌や悩みが複合的な方

混合肌の方や、さまざまな頭皮の悩みを抱えている方は、成分バランスの取れたオールラウンド型のスカルプシャンプーを選びましょう。

▼おすすめ製品

デミドゥ スカルプシャンプー タイプ MS

DEMI DOの商品画像

【医薬部外品】 販売名 : スカルプシャンプー NS8

女性向け
有効成分配合でトラブルを感じにくい地肌に整えます。
シルク由来の洗浄成分※でインナードライ状態の混合肌をうるおいを与えながらなめらかに洗いあげます。

※ラウロイル加水分解シルクナトリウム液

キャラバン マイルドシャンプー

キャラバン マイルドシャンプー

男性向け
豊富な泡で頭皮をやさしく洗い、なめらかな洗いあがり。
しなやかでうるおいのある髪へ。

目的別に見る成分と処方の選び方

頭皮や髪の悩みに合わせてスカルプシャンプーを選ぶのもおすすめです。

頭皮・髪の悩み選び方のポイント
フケ・かゆみが気になる頭皮を健やかに保つよう配慮されたタイプ
髪にハリ・ボリュームを出したい軽やかな仕上がりを目指した処方
オイリー頭皮が気になる洗浄力と保湿バランスに配慮された処方

スカルプシャンプーの適切な使い方

スカルプシャンプーをより効果的に使うには、適切な方法で使うことが大切です。以下の手順を参考に使用しましょう。

  1. 髪をブラッシングしてホコリや古い角質を浮かせる
  2. 38℃程度のぬるま湯で頭皮と髪を予洗いする
  3. 適量のスカルプシャンプーを手のひらでよく泡立てる
  4. 指の腹でやさしく頭皮を洗う
  5. ぬるま湯で頭皮を洗っていた倍の時間をかけてよくすすぐ

まとめ

スカルプシャンプーは頭皮ケアに特化したシャンプーです。乾燥やかゆみ、ニオイが気になる方に向いているとされる製品もあるため、選択肢のひとつとして検討してみるのもよいでしょう。

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