ブリーチなしで理想のカラーを手に入れる!失敗しない髪色選びのコツ

髪をきれいな色に染めたいけれど、ブリーチは髪が傷むから避けたいと感じる方は多いものです。とはいえ、ブリーチなしだと「理想のカラーにならないのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。
今回は、ブリーチなしでも理想のカラーを叶える方法やコツ、さらにおすすめの髪色7選を紹介します。ダメージを抑えつつ自分らしいカラーを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ブリーチなしでも理想のカラーにすることは可能?
ブリーチをしなくても、理想の髪色に近づけることは十分可能です。
ただし、ブリーチなしで表現できる明るさには限りがあり、一般的には10~12レベル程度までとされています。また、髪質やベースカラーによって、仕上がりには個人差があります。
ブリーチを使ったときのような強い透明感や鮮やかさは出にくいものの、カラー剤の選び方や塗布の工夫次第で、自然で明るい印象の仕上がりを楽しめます。
ここでは、ブリーチなしカラーのメリットとデメリットについてご紹介します。
ブリーチなしで明るい髪色にするメリット
ブリーチなしでカラーをする最大のメリットは、髪へのダメージを抑えられることです。ダメージが少ない分、手触りやツヤをキープしやすく、色持ちも比較的良い傾向があります。
髪をいたわりながら、おしゃれを楽しみたい方にはぴったりの方法です。
ブリーチなしで明るい髪色にするデメリット
一方で、ブリーチなしカラーは、透明感や鮮やかさはやや出にくいという特性があります。また、髪質やベースカラーによっては、希望する明るさに届かない場合もあるでしょう。
特に、15レベル以上のハイトーンを目指す場合は、ブリーチを施した上でカラーを重ねたほうが、理想に近い仕上がりになります。
ブリーチなしで理想のカラーにするためには?
ブリーチなしでも理想の髪色に近づける方法はいくつかあります。
ここでは、ブリーチなしカラーで理想の髪を目指す際に、失敗を避けるためのポイントを解説します。
現在の髪の状態を確認する
髪質や現在の髪色によって、カラーの発色には大きな差が出るため、まずは美容師に相談して、自分の髪の状態を確認することが大切です。
暗めの髪色や、太くてしっかりした髪質、黒染めをした履歴がある髪は、ブリーチを使わないと色が入りにくく、仕上がりも暗めになりやすい傾向があります。
一方、細い髪質の方や、ブリーチ履歴がある髪、すでに明るめの髪色の方は、ブリーチなしでも比較的明るく仕上がりやすいでしょう。
発色が良い暖色系をオーダーする
日本人の髪は赤みを多く含むため、寒色系よりも暖色系のほうが発色しやすい傾向にあります。初めてのカラーやしっかり色を出したい場合は、ピンクやレッド、オレンジなどの暖色系を選ぶのがおすすめです。
透明感をプラスしたいときは、ベージュやブラウン、アッシュなどをミックスすると、柔らかさのある自然な仕上がりになります。
ライトナーを使用して髪を明るくする
ライトナーは、髪の色素を少しだけ明るくする薬剤です。ブリーチ剤ほど強力ではないため、髪への負担を抑えつつ、自然な明るさを出すことができます。
ダメージを抑えつつトーンアップできるため、ブリーチに抵抗がある方でも挑戦しやすい方法です。
同じ色味やトーンのカラーを繰り返す
一度の施術だけで理想の色味を実現するのは難しい場合もあります。その場合は、8トーン以上の明るめカラーを繰り返し入れることで、徐々に色が定着しやすくなり、希望の髪色に近づけます。
理想の髪色に近づける回数は髪質や色味によって異なるため、美容師に相談して計画的に染めるのがおすすめです。
ブリーチなしでおすすめのカラー7選
ここでは、透明感を出したい方から落ち着いた雰囲気を好む方、個性的なヘアスタイルを好む方まで、幅広く似合うおすすめカラーを紹介します。
ピンクベージュ

白川 洗練された都会派のミニボブスタイル。やわらかなピンクベージュが肌になじみ、上品なツヤ感が魅力です。コンパクトなフォルムにフルバングを合わせることで、顔まわりがすっきりと見え、可愛らしさも演出できます。
大人っぽさと可愛さを両立したい方におすすめのスタイルです。
オレンジベージュ

白川 エアリーな質感が魅力のラフボブ。毛先に動きが出るようレイヤーを施し、軽やかで自然な抜け感を演出しています。
柔らかなオレンジベージュが肌を明るく見せ、顔まわりに透明感を添えます。シンプルな装いにも映える、こなれ感のあるスタイルです。
アッシュベージュ

白川 カジュアルなニュアンスボブ。柔らかな質感と自然な抜け感が魅力のスタイルです。
程よいウェット感を加えることで、毛流れに動きを出し、顔まわりの束感がやさしい印象を演出します。軽やかに見せたい方や、ラフでこなれた雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
アッシュブラウン

白川 柔らかさと透け感が魅力のニュアンスボブ。透明感のあるアッシュブラウンに、ふんわりと揺れるパーマを合わせたスタイルです。
顔まわりに自然なカールを添えることで、軽やかでやさしい印象を引き立てます。暗すぎず明るすぎない絶妙なトーンが肌になじみやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。
ダークグレージュ

白川 艶やかに映える、ダークグレージュのロングスタイル。深みのある色味が透明感とツヤ感を引き立て、しなやかな髪の美しさを際立たせます。
落ち着いたカラーながらも重たく見えず、計算されたシルエットが軽やかな印象をプラス。品のある存在感を求める大人の女性におすすめのスタイルです。
マロンブラウン

白川 大人上品な印象を与えるマロンブラウン。ほんのり赤みを加えた王道のブラウンで、イエベ・ブルベ問わずどんな肌色にも自然になじみ、血色感をさりげなく引き出します。
メガネやジャケットなど、秋冬のファッションとも好相性。自然光の下ではやわらかな赤みがほんのりと現れ、ナチュラルな中にもさりげないおしゃれ感を演出します。色持ちのよさも嬉しいポイントです。
ワインレッド

白川 さりげない抜け感が魅力のロングウェーブスタイル。深みのあるワインレッドに、やわらかなロングレイヤーを合わせることで、上品で女性らしい雰囲気に。
光に透けるとほんのり赤みが浮かび、顔まわりに動きをつけることで重たく見せず、ナチュラルな印象に仕上がります。自然体でありながら、どこか洗練されたムードをまとえるスタイルです。
今回ご協力いただいた美容師

白川 知博
Shiro代表
2022年埼玉県熊谷市にShiroを設立。
スタイリストそれぞれの個性を活かし、確かな技術者とセンスで県外からも多数ご来店。
特に1人1人に似合わせたカラーとヘアスタイルのデザインのバランスを大切にしています。
また、セミナー講師や外部の撮影にも注力して活動しています。
まとめ
「ブリーチなし=思い通りのカラーはできない」と思われがちですが、実際にはトレンド感のある色味や透明感を楽しむことも可能です。髪質やベースカラーによって仕上がりは異なり、明るさにも上限がありますが、そのなかで工夫すれば魅力的なヘアカラーが手に入ります。
今回紹介カラーを参考に、美容師と相談しながら自分にぴったりの色を選び、ブリーチなしでもおしゃれな髪色を楽しみましょう。












